取り外した古いブレーキパッドと

新しいブレーキパッドを同じ向きに並べて

金属プレートを新しいパッドに取り付けます。

保護色で見えにくいかもしれませんが

右上のピストンが当たっていた反対側のパッドには

黒い金属のプレートが付いています。

金属プレートを移植する新しいパッドには予め

耐熱グリスを薄く塗って長時間使用した時の固着を防ぎます。

金属プレートを移植してから

古いパッドを見てピストンが当たった跡や

キャリパーが当たった跡と同じ所に

新しいパッドに耐熱グリスを薄く塗ります。

パッドの飛び出し部分とか

キャリパーの金属部分に当たる部分に耐熱グリスを付けると

ブレーキのフィーリングが良くなりますよ。

サーキット等を走る場合は熱でグリスが飛ぶので

耐熱グリスを塗るのを省略してください。

新しいパッドをキャリパーにセットします。

基本的には取り外しの逆の手順なんですが

新しいパッドは分厚いのでそのままではセット出来ないので

キャリパーを持ち上げつつ手前（車体右側）に押して

スペースを広げてからパッドをセットします。

こんな感じで奥にしっかりパッドを引っ掛けてください。

キャリパーを外すとこんな構造になっていて

キャリパーを固定していた土台に

ブレーキパッドの端を固定するようになっていますよ。

次は奥側に新しいブレーキパッドを固定しますが

今度は逆にキャリパーを車体左側に押して

ピストンを押し戻せば奥側のスペースが広がります。

後は逆の手順で元に戻していきます。

最後にブレーキペダルを数回押して（踏んで）

ピストンを押し出せば作業終了です。

パッドピンのフタを取り付けるのを忘れないように・・

フロント同様、シンタードパッドの効きの良さは

間違いないと思います。