ここではGSX250Rの加速性能に的を絞って

様々な走行テストを行っています。

もっともGSX250Rが苦手としているような企画ですが

スペック表では見えなかった真実を記録していますので

購入の際の目安として参考にしてください。

まずは気になるGSX250Rの最高速度から見ていきます。

最高速はメーター読みで時速136Kmを記録しました。

これは身体を伏せていない状態でも時速136Kmを記録しています。

というのも時速136Kmで

6速のレッドゾーンに到達してしまうギア比なので

ここでレブリミッターが効いてしまいます。

エンジンの限界ではなくギア比的な限界ですね。

次はフロントのドライブスプロケットを

純正の14Tから15Tに替えてハイギヤード化させてから

最高速度テストを行いました。

まずは身体を伏せずにテストを行いましたが

メーター読みで時速137Kmまでしか伸びませんでした。

GPSの速度表示では時速126.1Kmを記録しています。

つまり、純正の14Tだと身体を伏せない状態で

ぴったりギアを使い切る設定だという事が分かりました。

次はフロントのドライブスプロケットを15Tのままで

身体を伏せての最高速テストを行った結果

メーター読みで時速146Kmまで伸びました。

GPSの速度表示では時速133.6Kmを記録しています。

レブリミッターはギリギリ効かなかったので

これできっちりギアを使い切った感じですね。

フルカウルのバイクはやはり空力的に優れているようで

伏せていない状態では同じ24PSのエンジン出力を持つ

ホンダのCRF250ラリーとほぼ同じでしたが

伏せる事でCRF250ラリーよりも

約10Kmほど最高速度が伸びる事がわかりました。

この最高速度はエンジン出力が30PSほどある

ホンダのVTRとほぼ同じ結果でした。

次は身体を伏せた時と伏せない時との

加速力の違いを検証してみました。

右側のメーターが身体を伏せた時のメーターで

左側が伏せていない時のメーターです。

まずは0-100Km/h加速から・・

同時に加速すると身体を伏せた方が

時速3Kmほどリードして先に100Km/hに到達しています。

ちなみに身体を伏せた時の0-100Km/h加速のタイムは約8.4秒で

身体を伏せない状態では約8.9秒だったので

タイムの差は約0.5秒ほどでした。

ちなみにこの0-100Km/h加速のやり方は

実用的な加速性能を調べる為に

スタート時に2000回転以下でクラッチを繋いで加速しています。

さらに加速させてみると

最高で時速132Kmの時に7Kmの速度差が開きました。

実験結果は物理の法則通りで

速度が上がるにつれ空気抵抗が大きくなるので

速度差は広がっていきますね。