GR YARIS キャンバーボルトの取付

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トヨタ純正キャンバーボルト90105-17015

今回はGRヤリスのフロントタイヤに

キャンバー角を付けたいと思います。

スポーツ走行をするなら必須の作業で

コーナーリング中のタイヤの接地面を最適化させます。

という事で今回用意したアイテムは

トヨタ純正部品のナックルボルト(90105-17015)で

左右に使うので2本必要です。

本来は、はみ出したタイヤをフェンダー内に収めて

車検に通す為のナックルボルトですが

格安でキャンバー角を付けられます。

アマゾン と 楽天市場 と ヤフーの価格を参考にして下さい。

 
GRヤリスRC(GXPA16)ナックルボルトとキャンバーボルト

上が純正のナックルボルトで下がキャンバーボルトです。

キャンバーボルトは細くくびれている分だけ

ナックルの角度を寝かせられます。

純正部品のキャンバーボルトは数種類ありますが

おそらく90105-17015のボルトがもっともくびれているので

もっとも多くのキャンバー角を付けられます。

 
GRヤリスRC(GXPA16)ホイールの取外し

それでは早速作業編ですが

サイドブレーキをしっかり引いてから

ATならPレンジ、MTなら1速に入れておきます。

まずはホイールを外すので

前輪の左右どちらかのホイールナットを

21mmのレンチを使って1/4周程度緩めておきます。

 
GRヤリスRC(GXPA16)フロントジャッキアップポイント

ホイールナットを緩めた側の

サイドシルのジャッキアップポイントから車体を持ち上げます。

どうしてもパンタジャッキを使う場合は保険として

外したホイールをジャッキの横に敷いて

ジャッキが倒れても車体が地面に付かないようにしておきます。

 
GRヤリスRC(GXPA16)フロントブレーキ

タイヤが地面から浮いたら緩めておいたナットを外して

ホイールを完全に外します。

 
GRヤリスRC(GXPA16)右側フロントショックのナックルボルト

今回は上部のボルトをキャンバーボルトに交換するので

上部のナットを外しますが

角度を付けるためには下部のナットも少しだけ緩めます。

 
GRヤリスRC(GXPA16)ナックルボルトの取外し

22mmのソケットを出来るだけ長いハンドルに付けて

ナットを緩めます。

左のナット側だけ回しても外せましたが

希にボルトが供回りする場合は

右側も同じ22mmの工具でボルトを押さえながらナットを緩めます。

短い工具しかない場合は

適当なパイプにハンドルを通して使っても良いですね。

 
キャリパーを避ける工具

実は、長いハンドルを使うとブレーキローターと

フェンダーとの間の狭い範囲でしか工具を動かせないので

力があまり入れられません。

そこで70mm程度のエクステンションバーを組み合わせ

ローターを避ける事でしっかり力が入れられるようになります。

長い工具でしか外せないくらい硬いので

腕ではなく腰の力を使って垂直に持ち上げるように緩めます。

上側のナットが緩まったら

同じやり方で下側のナットも緩めます。

 
ナックルボルトの取外し

下側のナットが緩まったら上側のボルトナットを外し

キャンバーボルトに差し替えます。

 
GRヤリスRC(GXPA16)キャンバー角の調整

キャンバーボルトにナットを緩く仮止めしてから

ブレーキローターの上側を車体側に押し

ブレーキローターの下側を手前に引くと

ネガティブ方向にキャンバー角が付きます。

その状態を維持しながら上下のナットをある程度締めて

傾けた角度が戻らない状態にします。

なので、二人で作業を行うのが理想的ですが

一人の場合は写真のように足のヒザを使って

ローターの上側を押しても良いですね。

ちなみに写真のようにキャリパーをヒザで押してしまうと

中のピストンが戻るので

左右のピストンがキャリパーを捉える位置が

センターからズレる恐れがあります。(転がり摩擦が増加します)

 
GRヤリスRC(GXPA16)ナックルボルトの締め付け

仕上げに規定締め付けトルクの270N-mで

上下のナットを締め付けます。

緩めた時と同じで基本的にはナット側だけ締めますが

供回りした場合のみ右側のボルトを押さえながら締めます。

ちなみに200N-mまでのトルクレンチしか持っていなかったので

とりあえずトルクレンチで200N-mで締めてから

ナットを緩めた時の長い工具で増し締めしました。

 
GRヤリスRC(GXPA16)左側フロントショックのナックルボルト

車体左側も全く同じ作業を行いますが

車体左側はナットがある側にキャリパーがあるので

使う工具が少し変わりますよ。

 
車体左側のキャリパーを避ける工具

車体右側よりも長い

150mm程度のエクステンションバーを使う事で

キャリパーを避けて作業が出来ます。

 

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