SUZUKI GIXXER SF250 バッテリーの交換作業

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バイク用リチウムイオンバッテリー

今回はジクサー250のバッテリーを

リチウムイオンバッテリーに交換します。

一般的にバッテリーの寿命は2年~3年と言われていますが

過去に最高で7年ほど持たせたことがあります。

しかし、今回は軽量化の観点から

積極的にバッテリーを交換したいと思います。

という事で今回用意したアイテムは

プロセレクトのエコリチウムイオンバッテリー(LPT7HL-FP-BS)です。

中国の様々な事情により入荷が遅れたり

価格が上下していますが

リチウムイオンバッテリーの中では比較的

低価格で買えるバッテリーです。

アマゾン と 楽天市場 の価格を参考にしてください。

 
ジクサー純正バッテリーYTX7L-BS

まずはジクサー250の

純正バッテリーを量ってみると2325gでした。

250ccクラスの中では標準的なサイズのバッテリーで

GSユアサのインドネシア工場で作られています。

 
リチウムイオンバッテリーLPT7HL-FP-BS

リチウムイオンバッテリー(LPT7HL-FP-BS)の

重量を量ってみると556gだったので

1769gの軽量化が出来ます。

 
ジクサーSF250フレームカバー

それではさっそく作業に取り掛かりますが

まずは車体左側のフレームカバーを外す必要があります。

フレームカバーの脱着作業の詳細は

ここのページで載せているのでここでは省略しますよ。

 

フレームカバーが外れましたが

バッテリーに少しだけシートレールカバーが被っているので

矢印の六角穴付きボルトを外して

カバーを少し浮かせられる状態にします。

 

とりあえずマイナスの端子から外していきます。

プラスドライバーでは硬くて回らない場合は無理をせずに

8ミリの六角ソケットで外して下さい。

 

最後にプラス側の端子を外し

左側からゴムバンドを外してバッテリーを回収します。

ちなみに使えなくなったバッテリーはバイク屋さんか

ガソリンスタンドで500円くらいで引き取って貰えます。

 
ジクサー250バッテリーボックス

バッテリーを外すとこんな感じになってます。

 

新しいバッテリーに入れ替えます。

今回のリチウムイオンバッテリーは

横幅は純正バッテリーと同じですが縦のサイズが小さいです。

 
スポンジシート

付属しているスポンジシートを重ねて下に敷くことで

純正バッテリーと高さを合わる事が出来ます。

 

新しいバッテリーをセットしたらプラス端子から接続しますが

端子から飛び出している棒がバッテリーの飛び出し部分と

干渉するので少し曲げないと取付出来ませんでした。

 

マイナス端子側も少し飛び出し部分を曲げて取り付けます。

 

こんな感じになりました。

 
ジクサー250リチウムイオンバッテリー

後はゴムバンドを元に戻して

カバー類を元に戻せば作業終了です。

ちなみにスペーサーのスポンジを敷かずに取付すると

矢印のマイナス側のケーブルが余って

手前に飛び出してくるので

適当に押し込んでフレームカバーを元に戻します。

 

バッテリーは車体の中心部にあるので

軽量化した効果を実際に体感する事は

まず出来ないのですが

自然放電が起こりにくい特性により

長期間バイクに乗らなくても高い電圧を保っていたり

鉛バッテリーよりも電圧が少し高く安定しているので

特にスパークプラグの火花が強くなる事で

失火をより多く防ぐ事が出来ます。

その影響で特に低回転域でのトルクが増したり

アクセルレスポンスが良くなる事が体感出来ました。

実際にノーマルのジクサーSF250と車体を並べて

アクセルレスポンスを比較しましたが明らかに別物でした。

しかし・・問題が発生しました。

ジクサー250には多くのスズキ車で採用されている

イージースタートシステムがあるので

通常はセルのボタンを一回押せば

エンジンが自動で掛かりますが

リチウムイオンバッテリーの少し高めな電圧が影響したのか

イージースタートシステムが

ほとんどの確率で機能しなくなります。

そういう場合は、アクセルを少しだけ捻りながら

セルボタンを押し続け

エンジンが掛かったらセルボタンだけを離し

最初に1秒ほど4000回転あたりまで吹き上がらせれば

あとはちゃんとアイドリングしてくれます。

まるで昔のキャブ車みたいなエンジンのかけ方ですが

一度、アイドリングすれば

停車中にエンジンが止まるような事はありませんし

強い点火力によりむしろエンスト耐性は

ノーマル時よりも高くなります。

火花が強くなったことも影響するのか

2速に入れてから押し掛けする場合は

小走り程度の時速6Km/hくらいでも

簡単にエンジンを掛けられました。

という事で、結果的にはイージースタートシステムを選ぶか

俊敏なエンジンのレスポンスとトルクを選ぶかになりますね。

 
  
 
 
 

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