シグナスグリファス　動力性能の検証　Vol.2

次は他の125ccクラスのスクーターとの

0-100Km/h加速の比較です｡

まずはノーマルのシグナスグリファスを見ていくと

スタートダッシュから時速70Kmあたりまでは

他社のスクーターや先代のシグナスX（4型）に

若干負けている感じですが

体感出来るほどの差ではないと思います｡

しかし､時速70Kmあたりからの加速力では

明らかに他の車種よりも頭一つ出ている感じで速いのが分かります｡

その理由はおそらくCVTのギア比の影響で

シグナスグリファスは他社のスクーターよりも

基本的にギア比が重めなので

低速域よりも高速領域での加速が得意なようですね｡

注目すべきはチューニングしたシグナスグリファスで

参考に150ccのPCXの加速データを載せましたが

スタートダッシュから時速60Kmあたりまでは

さすがに排気量の違によるトルクの大きさで負けていますが

時速60Kmからの加速力では巻き返していて

最終的にはグリファスが先に時速100Kmに到達していますね。

時速90Km/hあたりからはスクリーンの効果が大きいので

同じようにPCX150にもスクリーンを装着されると

結果はどうなるのか分からないのですが

150ccクラスのスクーターと同等の加速力を持っていると言えるので

やはり125ccクラスのスクーターとしては

過去最速という事になりました｡

次は主に125ccクラスのMT車との比較で

時速90Km/hでグラフが止まっている車両は

メーター読みで時速100Km/hに到達出来ない車両です｡

本来このデータは載せなくても良いのですが

クラス最速スペックになったチューンしたシグナスグリファスは

長年の間、125ccクラス最速だったGSX-S125に

対抗出来るのでは無いかと思い比較してみました｡

メーター誤差を考慮したとしても

チューンしたシグナスグリファスが勝ちましたね。

もちろん、ここでのレギュレーションとして

MT車ではエンジン回転数を上げて発進させる

ローンチスタートをさせていない事もありますが

スクーターとしては圧倒的な速さなのが分かります。

それでもさすがに初代のジクサー150には負けましたが

15PSのエンジン出力を誇るクラス最速を誇るGSX-S125と

同等の加速力を持っている事は本当に素晴らしいと思います。