グリファス・NMAX・Xフォース クランスケース分解 Vol.3

GRYPHUS ・ NMAX ・ X FORCE - Crankcase

シグナスグリファスクラッチアウター脱着

次は右側のクラッチユニット(ドリブンフェイス)側を外しますが

最初に外すクラッチアウターは

左側のドライブフェイスを付けたままでも脱着可能です。

 

まずはクラッチアウターのセンターにあるナットを外すので

ユニバーサルホルダーをクラッチアウターの穴に差し込んで

クラッチアウターが回らないように押さえながら

24mmの工具でナットを外します。

ここのナットはドライブフェイスのナットよりも

緩いトルクで固定されているので比較的簡単外れますよ。

 

クラッチアウターが外れるとクラッチユニットが現れますが

ここからさらに分解するには

Vベルトを外す必要があるので

写真のように左側のドライブフェイスを外しておく必要があります。

 

Vベルトを交換したい場合は

手前のクラッチユニットに固定されている

奥のドリブンフェイスプーリーごと手前に抜き取ります。

 

両手の親指をクラッチユニットに引っかけて

両手の4本の指でドリブンフェイスをギュっと縮めると

ドリブンプーリーとの隙間が広がるので

Vベルトを外せますが

指を挟まないように注意します。

 

クラッチユニットやドリブンフェイスを分解したい場合は

車体に取り付けたまま

クラッチユニットのセンターにあるナットを緩めておきます。

まずはクラッチユニットの2つの穴に

ユニバーサルホルダーを差し込んで

動かないように押さえながら

39mmの工具でナットを2周ほど緩めますが

ここでナットを外すと危険なので緩めるだけです。

 

ちなみにこのようなメガネレンチを使うのは

力が入れにくいのであまりお勧めしませんが

写真のようにパンタジャッキを使って外せば何とか使えます。

お勧めは39mmの専用ソケットを使って

出来るだけ長いハンドルを使って外します。

39mmのソケットは一般的なサイズではなく特殊工具になるので

ホームセンターではまず取り扱っていないサイズですね。

ちなみにあまりお勧めは出来ませんが

40mmのソケットでも代用出来ますよ。

 

電動インパクトを使う場合は

ユニバーサルホルダーを使わなくても外せますが

完全にナットを外してしまわないように注意します。

 

クラッチユニットのセンターナットを緩めたら

クラッチユニット一式を抜き取ってVベルトを外します。

 

クラッチユニット一式をキズか付かない床に置いて

片手と片足で押さえつけながら

センターのナットを素手で外します。

センターナットが硬いのは

センタースプリングの圧力が掛かっているからで

このように押さえながらだと簡単にナットが外れますよ。

 

ナットが外れたら慎重にゆっくりと

手と足を上げてセンタースプリングを伸ばしていきます。

 

これでクラッチユニットと裏にある

ドリブンフェイスが分離しました。

 

クラッチユニットやセンタースプリングは

ドリブンフェイスの上に乗っているだけなのでそのまま外れます。

 

これでクランクケース内の部品が分解出来ました。

 

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