YAMAHA シグナスX SR SEA5J(4型) VS SE44J(2型) Vol.2 |
今回のメインイベント・・ 4型と2型を同時に走らせた時の走行テストの結果です。 ちなみにエンジン性能的には・・ SEA5J(4型) 出力:7.2kw(9.8ps)/7500rpm トルク:9.9N・m(0.99kg・m)/6000rpm SE44J(2型) 出力:7.8kw(11ps)/8500rpm トルク:9.1N・m(0.93kg・m)/7500rpm 4型は2型と比べると、トルクが大きく出力が小さいのが特徴です。 2型のシグナスXの方がより高回転型の エンジンだった事が分かりますね。 まずは、0-60Km/hの加速(↑の写真)です。 5.43秒で4型のシグナスXが先に到達。 その時、2型はまだ時速50Km/hって所ですね。 やはり停車時からの加速はより低回転域で トルクが出る4型の方が速いようですね。 |
遅れて2型のシグナスXが時速60Km/hに8.23秒で到達。 その時、4型はすでに時速72Km/hに到達していました。 ここまであたりがもっとも加速に差が出ていました。 |
0-90Km/hの加速でも4型が14.4秒で先に到達しています。 2型のシグナスXは時速80Km/hあたりですね。 |
21秒で2型のシグナスXが時速90Km/hに到達。 その時、4型は時速97Km/hに到達しています。 |
0-100Km/hの加速では、やはり4型が先に26.25秒で到達。 2型は時速95km/hあたりですね。 |
最高時速では2型がメーター読みで時速99Km/h。 31秒で最高速度に到達。 GPSでの速度表示では90.3Km/hを記録しています。 |
4型の最高時速ではメーター読みで時速101Km/h。 26.25秒で最高速度に到達しています。 GPSでの速度表示では、92.6Km/hを記録。 2型も4型もメーター読みとGPSでの速度の誤差が同じでした。 |
SEA5J(4型) VS SE44J(2型)のまとめ・・ |
2型の方がエンジンの最高出力が高いので 最高速では2型が勝つだろうと予想していましたが 4型の方が2Km/hほど上回っていたのは意外な結果でした。 加速力でも最高速でも4型が2型を上回っていたので エンジンのスペック表ってあまり当てにならないのかもしれませんね。 実際に走った感覚では 発進時から最高速付近まで常に滞ることなく 加速のGが耐えず身体に掛かる4型のシグナスXに比べ 2型では発進時のクラッチがミートする時など 加速の縦Gが所々で弱まるのが分かります。 これは加速時にエンジン回転数を 高く維持出来ていない証拠ですね。 その代わり、2型はクラッチミートする回転数が低く 一般的なスクーター同様の感覚で走れますが 4型では、最低でも5000回転は回さないと まともに変速をしてくれません。 同じシグナスX SRシリーズの中でも4型だけが特殊で エンジンよりも変速機(CVT)のチューニングによって 加速力を得ているように思えますね。 スペック表を見て残念に思われる4型ですが 最新型のシグナスX SRとしての速さを 証明出来たのではないでしょうか。 |
Vol.1 > Vol.2 |