新しいバルブに入れ替えます。

くれぐれもバルブのガラス部分には素手で触れないでください。

指紋がガラス部分に付くとバルブの寿命が縮まりますよ。

ヘッドライトを前から見て、バルブの向きを確認しながら

バルブから飛び出している出っ張りが

ヘッドライトの下側にあるへこみに入るようにセットします。

後は逆の手順で元に戻すだけです。

せっかくフロントパネルを取り外しているので

ついでに光軸の調整も行ってみます。

写真の↑車体右側のネジが上下の調整ネジで

写真では見えていない車体左側のネジが左右の調整ネジです。

ラチェットレンチの8ミリのソケットを使って

手で回すのが一番やりやすいと思います。

時計回りにネジを回すと光軸が下がり

反時計回りに回すと光軸が上がります。

エンジンを掛けてヘッドライトの光を適当な壁に当てながら

調整すると分かりやすいですよ。

シグナスXは、ヘッドライトの位置が低いこともあり

ロービームの時には、他のバイクと比べて明らかに

手前を集中して照らしている感じで

少し遠くが見にくかったのですが、光軸を少し上げる事で

夜間での見通しが改善されます。

光軸を上げすぎると、ハイビームにした時に上を照らしすぎてしまい

肝心な遠くの路面が暗くなってしまうので注意してください。

元々、シグナスXのヘッドライトバルブは55Wなので

純正バルブでも他の125ccのバイクと比べて

かなり明るいのですが、高効率バルブに変える事で

夜間の運転が楽しくなるくらい明るくなり

下手な大型バイクより明るいですね。

普通に使うなら間違いなく4100Kがベストな色温度なのですが

さすがにポジションランプのLEDと比べれば白さが足りません。

LEDに色温度を合わせるなら、やはり5000Kあたりのバルブを

付けたい所ですが、ハロゲンランプの特性上

色温度を高めれば、バルブのガラス部分に着色された青色が

濃くなっていき、明るさはだんだん失われていきます。