HONDA CT125 リアショックの交換 Vol.1 |
今回はCT125のリアショックアブソーバーを交換しますが 走る道に合わせて数本のショックを用意しました。 まずは純正ショックよりも優れた乗り心地で 荒れた路面やオフロードを走行するのに優れた もっともお勧めなリアショックですが 今回用意したブツは YSS製のDTG CT125用リアサスペンション(365mm)です。 スプリングの色は黒と赤の2色から選べたり ローダウン仕様の345mm版もありますが 短くなった分だけ硬いセッティングになるので 乗り心地を優先するならローダウン仕様はお勧め出来ませんよ。 |
YSS製のDTGリアショックの重量を量ると1429gでした。 CT125純正リアショックよりも74gほど軽いですね。 CT125用という事で純正同様に シャフト部分にカバーが付いているのが特徴です。 |
CT125純正リアショックと YSS製リアショックの長さを比べてみましたが同じでした。 |
段階式のプリロード調整機構も付いているので 付属の棒をさしてスプリングシートを回すか 素手でも回せる硬さです。 予めスプリングシートの下にある隙間に シリコンスプレーを吹いておくと簡単に回りますよ。 ベストなセッティングにするには まずはプリロードを最弱から乗り始めて フルバンプ(底付き)したら一段階プリロードを締めて フルバンプする旅に一段づつ強めていきます。 走る道や速度にもよりますが タンデム走行をしない限りは おそらく体重が80Kg以下の方は 最弱設定で問題ないと思います。 |
次は純正ショックと比べると 少し硬めで引き締まったセッティングのリアショックなので アスファルトのオンロード走行に適していて 高速域でより安定感を得られるリアショックアブソーバーです。 という事で用意したアイテムは キタコのCT125用ショックアブソーバー(520-1470090)で これもスプリングのカラーは赤とグレーメタリックから選べます。 ちなみにこのショックは1本単位での販売なので2本必要ですよ。 |
キタコのリアショックの重量は1404gで 全長はCT125純正ショックと同じでした。 |
キタコのリアショックもプリロード調整が出来ますが 2本のリングで固定されている無段階式です。 |
プリロードを調整するには フックレンチが付属していないので 別途用意する必要がありますよ。 無段階式は乗る人の体重に合わせて 細かくセッティングする事が出来ますが 調整自体は段階式と比べるとちょっと面倒ですね。 プリロードを調整する時は 最初に下側のロックリングを緩めてから 上側のスプリングシートを回し 最後にスプリングシートを回らないように押さえながら ロックリングを締めます。 実際に走行した後ではネジ部分に 砂利やホコリが付着するので清掃して拭き取ってから シリコンスプレーを吹いてセッティングします。 |
最後の1本はCT125と非常によく似た性格の クロスカブ110用のリアショックアブソーバーを用意しました。 クロスカブ110用のパーツも視野に入れる事で CT125の足回りのセッティングの幅が一気に広がりますよ。 という事で今回用意したアイテムは SP武川のクロスカブ110用リアショック(06-04-0091)で 2本セットなんですがスプリングの色も選べますよ。 |
SP武川のクロスカブ110用リアショックの 重量を量ると1392gでした。 このショックの性格はCT125の純正ショックに近いので CT125に採用する意味は プリロード調整が出来るくらいのメリットしかありませんね。 |
CT125純正のリアショックと クロスカブ110純正と同じ長さのSP武川リアショックの 長さを比べてみると 5ミリ程度CT125の方が短いのですが 5ミリだとほとんど何も影響しないので CT125でもそのまま使用出来ます。 つまり、リアショックに関しては CT125とクロスカブ110は共有出来ますね。 |
SP武川のクロスカブ110用リアショックの特徴は 段階式のプリロードを調整する機能と 下側のボルトを固定するブッシュ部分は オフセットタイプなので 取り付ける向きによって固定位置を微調整出来ます。 |
参考としてCT125純正のリアショックの重量は1503gでした。 CT125の純正ショックのソフトな乗り心地は 125ccクラスではかなり優秀な方だと思います。 なのでクロスカブ110には CT125の純正ショックをそのまま使っても 乗り心地の質が上がるのが分かると思います。 |