HONDA クロスカブ110 フロント ブレーキシューの交換 Vol.3

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後は逆の手順で元に戻すだけですが

ポイントだけ説明しておきます。

前輪を車体に戻す時にはフロントフォークの出っ張りを

ドラムブレーキを回しながら溝に通して戻します。

 

アクスルシャフトを戻す前に

適当なグリスを薄~く塗っておくと

水分の侵入や固着などを防げるのでお勧めです。

 

スピードメーターケーブルを元に戻す時は

こんな感じでブレーキ側のマイナス型の突起物と・・

 

ケーブル側のマイナスのヘコミを上手く噛ませる事で

ケーブルが深く穴に突っ込めるので

その状態をキープしながらプラスネジで固定し直します。

くれぐれもプラスネジを強く締め付け過ぎないで下さい。

 

最後にブレーキワイヤーの遊び調整を行います。

このように前輪を手で回すので

フロントタイヤが浮いている状態の方が好ましいです。

前輪が回っている時に黄矢印のレバーを

車体後ろに押していくとブレーキが掛かるので

ブレーキが掛かる一歩手前の所に

レバーが来るようにナットを回して締めていくだけです。

新品のブレーキシューには当たりが付いていないので

かなり手前の状態から緩くブレーキが掛かかると思います。

ある程度走る事で当たりが付いてシューの形が

ドラムカバーの形にフィットして接地する面積が増えていきます。

30Kmほど距離を走った後に再度ワイヤーを調整し直します。

ジャッキで前輪を持ち上げるのがめんどくさい場合は

センタースタンドを立ててから

ハンドルバーを後ろに引くように手で持ち上げると前輪が浮くので

その間に前輪を回して調整が出来ます。

 

ブレーキワイヤーの調整が終わったらジャッキから下ろして

車体が安定した状態でアクスルシャフトのナットを本締めします。

締め付けトルクは54N・mくらいで問題ないと思います。

 

キタコ ノンフェードブレーキシューのインプレ

純正ブレーキシューは制動力が弱すぎて未舗装路でも

フロントタイヤをロックさせるのには相当な力で

ブレーキレバーを握る必要があり

アスファルトの舗装路ともなればフロントタイヤをロックさせる事は

ほぼ不可能なくらいですが

キタコのブレーキシューでは当たりがしっかり付くまで走れば

確実に純正ブレーキシューよりも高い制動力が得られました。

ただ、その分だけ未舗装路では

フロントタイヤがロックしやすくなったとも言えるのですが

それでも125ccクラスの一般的なバイクの

フロントブレーキと比べれば一歩及ばない制動力なので

未舗装路でも問題なくフロントブレーキを掛ける事が出来ます。

そもそもクロスカブ110のメインブレーキはリアなので

前後ともにブレーキを掛ければ

かなり高い制動力を発揮出来るので

確実に止まれるという自身と安心感を得られます。

 
 
 
 
 

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