HONDA クロスカブ110 エンジンオイル交換 Vol.1 |
今回はクロスカブ110のエンジンオイルと オイルフィルターを交換します。 まず必ず必要なアイテムは エンジンオイル1L缶:1本 オイル交換のみでも フィルター交換をする場合でも同じ0.8L必要です。 オイルスクリーンキャップ用のOリング(91301-K88-L00) ドレンボルト的な役割のスクリーンキャップのパッキンは 一般的なバイクに使われているアルミワッシャーではなく ゴムのパッキンなので2回くらいは余裕で使い回しが可能です。 オイルフィルターも一緒に交換するなら・・ オイルフィルター(15412-MGS-D21) フィルターカバー用のOリング(91302-PA9-003) 以上が必要ですが フィルターカバーのOリングもゴム製のパッキンなので 2回くらいは使い回しが可能ですよ。 あと、廃油を可燃ゴミとして出す為にオイルポイパックが必要です。 |
ネットではチマチマ純正部品を買い集めるよりも セット品を買った方が安い場合があるので 今回はオイルフィルターと全てのパッキン類がフルセットになっている キタコのK-Pitのを使っています。 ちなみに一番外径が小さくて太いパッキンは フィラーキャップのOリング(91307-KRM-840)ですよ・・ |
オイルポイパックは一番小さいサイズでも 2.5Lのオイルを吸着できる綿が入っているので 廃油が0.8Lほどしか出ないクロスカブ110だと非常に勿体ないので 半分ほど綿を取り出してビニル袋にでも入れて保管しておきます。 次回はそのままビニル袋を2重にしてオイル交換をするか オイルの受け皿に敷いて使えば1箱で2回オイル交換が出来ます。 うまく綿を三等分出来れば3回分は使える綿の量ですよ。 よくオイル交換は店に任せるのが得か 自分で交換した方が得かの議論が行われますが 自分で交換するメリットはエンジンオイルを自由に選べる所で 高級なオイルでもネットでは安価に手に入ります。 自分で交換するには、いかにオイル以外の所で 節約するかが重要ですね。 |
それでは作業編です。 気温が低い真冬の時期だと3分ほどアンドリングさせてから 作業を行った方がオイルが早く落ちますが 暖かい時期だと特に何もしなくても問題ないと思います。 走ったすぐ後にオイル交換作業をするのは マフラーが熱いので火傷をしない為にも時間を置いてから行います。 クロスカブ110やスーパーカブでは 矢印のスクリーンキャップを外してオイルを排出させます。 ちなみに上側に写っているいかにもドレンボルト的なのは カムチェーンテンショナーのバネとロッドが入っている所なので 間違えて開けないように・・ |
廃油口の下にオイルの受け皿を敷きますが・・ クロスカブ110にはセンタースタンドがあるので 地面からの高さを確保出来る事で ダイレクトにオイルポイパックを下に敷いても作業が出来ます。 |
17ミリの工具を使ってスクリーンキャップを外します。 工具は最初に緩める時だけ使い 後は手で回して外します。 |
ある程度の熟練度が必要ですが そろそろキャップが外れる事を手応えで感じ取って 素早く手を引くとオイルに触れずにキャップを外せますよ。 |
オイルが流れている間に スクリーンキャップまわりを綺麗に清掃しておきます。 |
スクリーンキャップのパッキンも交換しておきます。 |
清掃が出来たら元の状態に戻し 車体に取り付けられる状態にします。 新品のパッキンの状態でそのまま車体に戻すと 突っ張るので片寄が起こり、オイル漏れの原因になるので 必ずオイル(廃油)をOリングに1周ほど薄く塗っておきます。 |
オイルが落ちてこなくなるまで待ちます。 |
落ちてこなくなったらキッチンペーパーやウエスを使って 廃油口を清掃しておきます。 |
後は組み立てたスクリーンキャップを元に戻すだけです。 ちなみにトルクレンチを持っていなくても 車体側の印とスクリーンキャップ側の印が ピッタリ合う所まで締め込めばオーバートルクを防げますよ。 印が消えていたり薄い場合は作業を始める前に マジックで車体側からキャップに向かって線を引いておけば トルクレンチは不要です。 |
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