HONDA クロスカブ110 エンジン性能の検証 Vol.1 |
ここではクロスカブ110のエンジンに的を絞って 動力性能を可視化します。 スーパーカブシリーズはエンジン出力よりも 燃費性能で注目される事が多いのですが 今回はカブシリーズが苦手としている 動力性能に注目してみたいと思います。 |
エンジンの最高回転数(レブリミット) |
気になるクロスカブ110のレブリミットは9800回転でした。 最高出力を発揮する回転数は7500回転なので それよりもプラス2300回転も回るのは かなり余裕を持たせていますね。 一般的なレブリミットの設定は最高出力の回転数から プラス1000回転~2000回転のエンジンがほとんどです。 クロスカブ110にはタコメーターが付いていませんが 9000回転あたりから振動や騒音がかなり激しくなるので 9800回転まで回してしまう事はまず無いと思います。 最高出力が出る7500回転以降は 回してもエンジン出力が落ちていくだけなので シフトアップした時の回転落ちを考慮すると 1速、2速では8500回転あたりまで回し 3速では8000回転過ぎでシフトアップするのが 効率良くもっとも速く走れるタイミングでした。 |
最高速度 |
クロスカブ110の最高速度はメーター読みで約90Km/hで GPSでの速度では85.6km/hでした。 125ccクラスのバイクと比べると 10PS前後の比較的遅い車種よりも 時速4~5Km/hほど遅い結果でした。 クロスカブ110はそもそもカタログでのエンジン出力が 8PSしかないので数値通りの結果となりましたが 実際に走っている時の感覚では 風防がまったく付いていないクロスカブ110は 同クラスのバイクと比べて全身に風圧を感じるので 空気抵抗が大きいのも影響していると思われます。 |
ちなみに体を伏せた時の最高速度は メーター読みで約92Km/hで GPSでの実際の速度は87.8km/hでした。 体を伏せたとしても クロスカブ110では足にかなりの風圧が掛かります。 |
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