GR COPEN バッテリーの軽量化 Vol.1 |
今回はGRコペンのバッテリーを交換します。 駆動方式がFFの車両にとっては 重いフロント部分の軽量化は重要なので カーボンボンネットに交換したい所なのですが そもそもボンネットの面積自体が小さい軽自動車ですし 特にコペンのボンネットは樹脂製なので さらに費用対効果が小さくなります。 なので今回はバッテリーを小型化して 安価にカーボンボンネットを導入したのと同じくらいの 軽量化をしたいと思います。 今回用意したアイテムは LEOCHのバイク用バッテリー EBM20H-3です。 バイクに搭載するバッテリーの中でも最大サイズなので ユアサで言うとYTX20L-BSや YTX20HL-BSとの互換バッテリーになります。 コペンの純正バッテリー(44B20L)がCCA340なのに対し CCA310ほどあるのでかなり無難なバッテリーですね。 ちなみに現時点で楽天やヤフーでは取り扱いがなく アマゾンでしか売っていませんでした。 |
ちなみに写真のバッテリーはGRコペンには使えませんよ。 GRコペンに適合するバッテリーは 正面から見た時に左側がマイナスのバッテリーだけです。 どうしてもユアサのバッテリーじゃないと安心できない場合は 今回取り付けるバッテリーと全く同じサイズだと YTX20HL-BSになりますね。 コンパクトで軽量なバイク用バッテリーの中でも 最大サイズなので信頼性はそれだけ高いのですが 軽量化の効果は小さくなりますね。 ちなみに日本のGSユアサと台湾ユアサがありますが 写真のが台湾ユアサになり GSユアサよりも安く買えますね。 |
より軽量化する為に攻めたサイズにするなら LEOCHバッテリーだとEB14C-3で ユアサ製の同じサイズのバッテリーだと YTX14L-BSになりますが それでもバイクで言えば 1000ccクラスのエンジンに採用されている 比較的大きなサイズのバッテリーになります。 どこまでの小さなバッテリーで運用出来るかどうかは GRコペンに取り付けている電装品よりも どれだけ寒い地域に住んでいるか、と 自動車に乗る頻度の方が大きく影響します。 気温によってもバッテリーの電圧が変わりますし 自動車に乗っていない間にも 微弱な電流が流れるので電圧は常に下がっていくので 次に自動車に乗る時にセルモーターが回せる電圧を 維持出来ているかどうか重要になります。 ちなみに今回取り付けるLEOCHのEBM20H-3を使った場合 エンジンを掛ける時の気温が1度前後の季節でも 一週間に1度の30分以上の走行で運用出来ています。 |
バイク用のバッテリーを使うにあたり 問題となるのは端子の種類が違う所で GRコペンのような軽自動車で使えるようにするには B端子に変換する必要があります。 |
という事で用意したのはB端子に変換する JURANのターミナルBセット(352132)です。 ちなみにボルトは別売りなので 別途、M6×45のターミナルボルトを用意する必要がありますが 電気が流れるのは銅の端子部分なので M6×45mmのサイズならボルトは何でも使えますよ。 |
バイク用バッテリーにB端子を固定しましたが 2本ある端子は太さが違うので 太い端子の方をプラス側に取り付けます。 ちなみにボルトにワッシャーを取り付けていると 車体のターミナルを接続する時に引っかかるのですが ワッシャーを付ける事でターミナルの抜け防止にもなるという事で 車体と接続する時には 車体側のターミナルを先に端子に通してから 最後にボルトを挿して端子を固定します。 |
それではGRコペン純正バッテリー(44B20L)の重量と 今回取り付けるバイク用バッテリーを比較してみますが GRコペン純正が9.7Kgで LEOCHのバッテリー(EBM20H-3)がB端子付きで5.87Kgでした。 ユアサ製の同サイズのバッテリー(YTX20HL-BS)だと 公表されている重量が6.4Kgなので LEOCHの方が軽いようですね。 つまり今回は約3.8Kgの軽量化ができます。 販売されているほとんどのカーボンボンネットは 大体3Kg~4Kgの軽量化が出来るので 同じレベルまで軽量化出来る事が分かります。 |
より攻めた小さいサイズの LEOCHのバッテリー(EB14C-3)だと 端子が付いていない状態で4.3Kgだったので 5Kg以上の軽量化が出来る事になりますね。 |
バイク用の小型バッテリーを使うと 純正バッテリーを固定しているステーが使えなくなるので さらに358gの軽量化が出来ます。 なので無難に最大サイズのバイク用バッテリーを採用したとしても 4Kgは軽量化出来る事になりますね。 |
小型のバッテリーでもエンジンが掛かってしまえば 発電が行われるので何の問題もないので 冬場の早朝にセルモーターが回せるかどうかが勝負なんですが 万が一、セルの勢いが弱くてエンジンが掛からなかった場合は モバイルバッテリーとしても使えるリチウムイオン電池の ジャンプスターターを車載しておけば バッテリーの信頼性の低さをある程度はカバーできます。 任意保険に入っているなら ロードサービスが無料で使えるので ジャンプスターターを持ってきて貰えるのですが 現場に到着するまで最低でも30分は掛かります。 |
ちなみにジャンプスターターを車載した場合の重量増ですが 必要最低限のアイテムだけに絞ると グローブボックスにはリチウムイオン電池と ケーブルだけ積んでおけば良いので 約400gの重量増になります。 |