GR COPEN ブレーキパッドの交換 Vol.2

HOME - GARAGE - COPEN - Brake pad

GRコペン(LA400)ブレーキパッド交換

取り外したブレーキパッドからシム(プレート)を外して

新しいパッドに移設するので

固着を防ぐ為に新しいブレーキパッドには

耐熱グリスを全体に薄く塗っておきます。

 

ピストンが当たる側のパッドのシムはこんな感じです。

 
GRコペン(LA400)ブレーキパッドシム取外し

ピストンの反対側のシムは

ピストン側とは構成が違っています。

ちなみにブレーキパッドのシムは

鳴き防止の為のプレートなのですが

素材自体がブレーキパッドよりも柔らかい為

ブレーキペダルのフィーリングに多少は影響するので

ペダルフィーリングに拘るなら

シムは付けない方が良いですね。

あと、サーキットを走る場合は

耐熱グリスも熱で飛んでしまうので

塗っても塗らなくても同じというか

サーキットを走り終わった後のメンテナンス時に

塗った方が良いですね。

 
GRコペン(LA400)エンドレスブレーキパッド

シムを移設したらシムに付いたキズ痕に沿って

キャリパーやピストンに接触する部分に

耐熱グリスを薄く塗ります。

写真では分かりやすいように分厚く塗ってます。

 

ちなみにブレーキパッドの左右の飛び出し部分は

キャリパーの矢印の部分に当たるので

基本的にキャリパーに触れる部分にはグリスを塗っておきます。

 
GRコペン(LA400)キャリパーピストン押し戻し

新しいブレーキパッドを戻す前に

キャリパーのピストンを押し戻しておきます。

専用の工具もありますが

今回はプライヤーと適当な工具を使って押し戻しました。

キャリパーの内側を確認し

ブレーキダストやグリスで汚れていたら

ブレーキクリーナーを吹いて清掃しておきます。

 
GRコペン(LA400)ブレーキパッド取付

あとは逆の手順でパッドを元に戻します。

 

キャリパーを元に戻す時に

ここのボルトの受け部分が引っかかるので

指で押して縮めた状態でキャリパーを戻します。

 
GRコペン(LA400)ブレーキキャリパーボルト本締め

仕上げに六角ボルトを締め付けますが

規定締め付けトルクは26.5N-mです。

 
GRコペン(LA400)ブレーキホース固定

ブレーキホースを固定する六角ボルトの

締め付けトルクは20.6N-mです。

 

あとはホイールのナットを仮止めしてから

車体を降ろして本締めしますが

2回に分けて対角線上に締めます。

規定締め付けトルクは103N-mです。

 

キャリパーのピストンを押し戻したので

ブレーキペダルを踏み込んでピストンを押し出しておきます。

これでもう片方のブレーキパッドも

同じ手順で交換します。

 
GRコペン(LA400)エンドレスSSSブレーキパッド

これでブレーキパッドの交換が出来ましたが

ブレーキパッドの色はシムを付けても少し見えますね。

実際にこのブレーキパッドで走ってみると

確実に純正ブレーキパッドよりも制動力が高いので

以前よりもブレーキペダルを踏む込む量が減る事で

ブレーキペダルに足を乗せるだけで止まるような感じになり

運転中の疲労を多少は軽減出来るので

サーキットを走らなくても効果を得られると思います。

ブレーキペダルを踏む込む量が減った事と

パッド自体の素材も純正パッドよりも硬いので

コペン特有のフワフワしたブレーキペダルのフィーリングは

多少は改善出来るのですが

マスターシリンダーストッパーと組み合わせる必要があります。

 

Vol.1 > Vol.2

 

HOME - GARAGE - COPEN - Brake pad