HONDA CBR650R レーシングスクリーンの製作 Vol.2 |
次は車体に仮付けする為に おおよその形を作っていきます。 樹脂板の保護フィルムを剥がし純正のスクリーンを中心に置いて マジックで型取りします。 赤線の部分は制作するスクリーンの大きさに関わらず 決定している共通のサイズですが 黄線部分は作るサイズによって変わってくるので 黄線部分は大体の感覚で線を引きハサミでカットしておきます。 黄色部分はとにかく大きめにカットしておけば 失敗しないと思います。 カットが出来たら未完成のスクリーンを 車体の所に持っていきます。 |
ここからは車体に合わせてスクリーンの大きさを調整するので スクリーンを差し込みやすくする為に 矢印のキャップボルトを外して左右のミラーを外し ミドルカウルと繋がっている 小さい六角穴付きボルトも外しておきます。 |
上側のカウルを開いて浮かせると隙間が広がるので スクリーンを差し込み安くなります。 まずは向かって右側の青矢印の所を ウェルナットで仮止めすることを目指し形状を作っていきます。 右側の隙間に差し込むと同時に 上側を折り曲げて左側にも差し込み 車体の中心に差し込みます。 分厚くて入らない所やカウルからはみ出した所は 一端車体から取り外してハサミでカットします。 最終的に両側の青矢印の所が仮止め出来たら 左右にある赤矢印のネジ穴部分に マジックか穴あけ錐で印を入れ 車体から取り出してそこにドリルで10ミリの穴を開ければ完成です。 |
注意点・・ 所何処にカウルに干渉しやすい所があるので 仮付けした時にマジックでチェックをしておき 干渉しないようにハサミでカットしておきます。 |
修正して固定するとこんな感じになります。 |
下側2つのウェルナットをボルトで固定する時は 下側のカウルと共に固定するのですが 使用済みの変形して分厚くなったウェルナットでは 少しコツがいるかもしれませんね。 |
スクリーンの形を変形させる場合は 裏から手で押さえながら 正面からヒートガンかドライヤーで軽く暖めます。 ただし、暖め過ぎるとフニャフニャになり 冷えるとフニャって波打った状態で固まるので注意が必要です。 |
最終的にはこんな形状になりました。 これでも純正より25ミリほど高さがあり 10ミリほど全長が長いので風防効果が高いです。 ちなみに油性マジックで書き込んだ跡は メイクのクレンジングオイルかブレーキクリーナーを ティッシュに含ませて拭くと簡単に落ちますよ。 |
重量を量ってみると肉厚が薄い事もあり 純正スクリーンの半分以下の重量でした。 ペットボトルと同じ素材なので柔軟性が高く どんな事があっても割れない所も長所ですね。 |