車体左側から調整していきます。

アクスルのナットが緩んだら

スイングアームの先端にある矢印のロックナット（12ミリ）を

緩めてから、その先にあるアジャストナット（14ミリ）を

時計回りに締めて、チェーンを張っていきます。

チェーンの張りが20ミリ～30ミリ内に収まるように

アジャストナットを締めながら調整します。

チェーンの調整が出来たら

アジャストナットを押さえながらロックナットを締めます。

車体右側も同じように作業をしていきます。

アクスルシャフトの位置を車体左側と右側で

まったく同じ位置に合わさないといけないので

矢印の目盛りを目安に車体右側も同じように調整します。

ぶっちゃけ目盛りでは、わかりずらいので・・

ノギスを使って、飛び出したボルトの長さを計る事で

素早く正確に左右の位置を合わせる事が出来ますよ。

後は、アクスルナットを締めれば作業終了です。

まず、停止状態からの発進の時に

エンジンストールが穏やかになって

エンストしにくくなりました。

加速感も、車体の重量が30～40kg軽くなったような感じで

体にかかる縦Gが増していて、より力強く加速します。

ギアが軽くなる事で、低回転域で起こる

単気筒特有のスナッチも軽減されますよ。

デメリットとしては、14Tと比べて巡航する速度に対しての

エンジン回転数が上がっているので

燃費が悪くなったり、騒音や振動にも影響します。

高速道路をよく走る場合には、13Tはお勧め出来ませんね。

逆に、ストップ＆ゴーが多くなる市街地や

坂道の多い山道では、ギアが軽くなった恩恵を

受けられると思います。