HONDA CBR1000RR-R ハイスクリーンの取付 |
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今回はCBR1000RR-Rにハイスクリーンを取付します。 むしろこのハイスクリーンを標準装備にしてくれよと 思ったりもするのですが そこはやはり商売なのでしょうね・・ という事で今回用意したアイテムは ホンダ純正オプションのハイスクリーン(クリア)です。 スモークとクリアから選べますが アクションカムで内側から撮影したりするなら クリアの選択しかないですね。 ちなみクリアの型番が08R70-MKR-J10ZAで スモークが08R71-MKR-J10ZAになります。 |
まずはCBR1000RR-R純正のスクリーンを量ると193gでした。 |
次はディーラーオプションのハイスクリーンを量ると 191gだったので2gほど軽くなっていますね。 |
実際に純正スクリーンとハイスクリーンの ボルトの穴を重ねてみると ハイスクリーンは明らかに高さがあるのが分かるのですが スクリーンの縁が前方に移動しているので 純正スクリーンよりも短くなっていますね。 これが軽くなった一つの要因だと思います。 |
それでは作業編ですが まずはスクリーンの六角穴付きボルトを6本外します。 |
左:CBR650Rのボルト 右:CBR1000RR-Rのボルト ちなみにCBR1000RR-Rに使われているスクリーンボルトは 一般的なCBRシリーズに使われているボルトよりも サイズが小さく軽いです。 |
カウルの裏側から手を入れて スクリーンの先端に固定されている 両側のウェルナットを2つ外すと そのままスクリーンを後ろにスライドさせて外せます。 |
スクリーンからウェルナットを取り外します。 一度使われたウェルナットはこのように 真ん中あたりが膨らむので使い難くなります。 予め新品を6個用意する事で作業がスムーズになりますよ。 ウェルナットの型番は90110-MGB-Y00です。 |
新しいスクリーンにウェルナットを移設します。 新品のウェルナットだとそのまま刺して固定出来ますが 一度使用したウェルナットの場合は スクリーンの裏側から差し込んで固定します。 |
新しいスクリーンを車体に取り付けますが ミラーを外さないと取付出来ないので 先に左右のミラーを外す為に ミラー根元のフロントアッパーカウル内側にある 防水カバーをめくって配線のコネクターを2つ外します。 白いコネクターのツメは写真では写っていない上側にありますよ。 青いコネクターはホンダの典型的なウインカーコネクターで ツメを持ち上げて外すタイプです。 |
ミラー根元の反対側にある袋ナット2つを ミラーを手で持ちながら外します。 ちなみに取付時の締め付けトルクは M6標準締め付けトルクの10N・mになります。 |
後はミラーを抜き取るだけです。 |
それでは新しいスクリーンを取付しますが 先端にあるウェルナットが引っかからないように アッパーカウルを手で少し浮かせながら スクリーンを差し込み 仕上げにスクリーンのボルトを締め込みます。 指定締め付けトルクは0.38N・mです。 工具がいらないくらいの締め付けトルクなので スクリーンを裏側から覗いて ボルトの先端がウェルナットのナットとツライチになればOKです。 後はミラーを元に戻せば作業終了です。 |
左:純正スクリーン 右:ハイスクリーン 車体正面からのスクリーンの比較です。 モコっと膨らんだ形状になっていて レースシーンでよく見る典型的な レーシングスクリーンの形状だと思います。 |
スクリーンのデザインが同じなので ぱっと見ただけでは違いが分かりにくいのですが 明らかに下の方がスクリーンが高さがありますね。 高さがあるスクリーンは 伏せていない時の空気抵抗は軽減出来るのですが 伏せた時にはスクリーンだけが上に飛び出しすぎてしまい 空気抵抗が逆に増えてしまいます。 このハイスクリーンの良い所は スクリーンの全長が短くなった事で 伏せた時の空気抵抗の増大を防いでいますし シートの前ポジションから体を伏せても ヘルメットがスクリーンに干渉しにくくなっています。 街乗りやツーリングでもより高い風防効果を得られますが どちらかと言うとサーキット寄りのハイスクリーンだと思います。 |
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