HONDA CBR1000RR-R エアフィルターの交換作業 Vol.1

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CBR1000RR-R燃料タンクを浮かせる

今回はCBR1000RR-Rのエアフィルターまでの脱着作業を行うので

このように両側のサイドカバーが外れた状態まで

進めておく必要があります。

サイドカバーを外す作業の詳細は

ここのページで詳しく説明していますよ。

燃料タンクを持ち上げるので

ガソリンが満タン状態で行うとオーバーフローする恐れがあるので

ガソリンが半分近くまで減った状態で行った方が良いです。

 
CBR1000RR-R燃料タンクカバー横

それでは燃料タンクを浮かせるので

黄矢印のキャップボルトとカラーを外し

車体左側も同じように外します。

燃料タンクの前側を持ち上げ

赤矢印の所に当たる所まで持っていきます。

 
CBR1000RR-Rメンテナンス

燃料タンクが最大まで持ち上げるとこの状態になります。

手を離すと燃料タンクはこの状態を保持出来ないので・・

 
CBR1000RR-R(SC83)燃料タンク浮かし

ここに長さ30センチ、27パイ前後のパイプを挟む事で

燃料タンクを最大まで開いた状態で維持出来ます。

写真のはスペーシア(イレクター)パイプ

被覆が巻いてあるので車体への傷を防ぐ事が出来ます。

普通の金属パイプなら傷が付かないように

ウエスや軍手等を接触する部分に当てて下さい。

 
CBR1000RR-R(SC83)エアクリーナーマット

エアクリーナーのツメに引っ掛けてある

エアクリーナーマットを外します。

 
CBR1000RR-Rカバー

次にESLカバーを外すので

赤矢印のケーブル類を外してから

黄矢印の所にあるツメを外してカバーを取ります。

 
CBR1000RR-Rエアクリーナーボックス

エアクリーナーボックスのアッパーケース(フタ)を外すので

取り付けてある赤矢印のコネクターを外します。

車体に固定されているコネクター類は

裏のツメを押して外し、ケーブルを横に避けておきます。

最後に青矢印のツメを外してハーネスカバーを外します。

各装置の名称は

1:ESLユニット(エレクトリックステアリングロックユニット)

2:ECM(エンジンコントロールユニット)

3:BCU(ボディコントロールユニット)

4: IMU(慣性測定装置)

 
CBR1000RR-Rコネクター外し方

ECMのコネクターは外れにくいので

まずは普通に矢印の所を押して左側を浮かせ

そこに指のツメを入れて少しだけ浮かせて

コネクターを引っ張っぱるか、写真のように工具を入れて

テコの原理で外すと簡単です。

 
CBR1000RR-Rセカンドインジェクター

ハーネスカバーが外れたら

赤矢印の六角ボルトを4本外して

セカンダリーインジェクションを固定している金具を外します。

それから黄矢印のインジェクターのコネクターを外します。

最後にインジェクターを抜き取りますが

青矢印のクイックコネクター部分を外す場合は

リテーナーのツメを摘んで白い部分を押し込む事で

ロックが解除されるので

抜き取ることが出来ますが

結局は緑矢印の所を外す(簡単に外れる)ので

クイックコネクターは外さずさなくても問題ありません。

 
CBR1000RR-Rセカンドインジェクター分解

セカンダリーインジェクターを外すと

中に残っているガソリンが出てくるので

ビニール袋の中に入れて分解するか

ウエス等、ガソリンを吸収出来る物を敷いてから分解し

傾けて中のガソリンをしっかり抜いておきます。

あと、インジェクターの先にあるパッキンも外れやすいので

落として無くさないように注意します。

このパッキンはエアクリーナーのアッパーケース側に

残っている場合がありますよ。

 
CBR1000RR-R(SC83)エアクリーナーボックスネジ

後はアッパーケースのまわりにある

プラスネジを全て外し取り外します。

ちなみにこのプラスネジ取り付ける時は

対角線上に取り付けて気密性を高めます。

締め付けトルクは0.8N・mです。

 

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