市街地では2000回転以下で普通に走れてしまうっていうのは
最近のクルマではもはや当たり前になってきましたが
その時のトルクの余裕さがこのスイスポではもう別次元なんです。
それはまるで3リッターのエンジンを積んだ
高級サルーンに乗っているかのような余裕です。
山道を登ってもその気になってアクセルを踏み込まなければ
ブースト計をまったく反応させずに余裕で登り切れてしまうので
そもそもターボって必要なのか?
という疑問すら浮かんでくるほどトルクに余裕がありました。
全開加速をすると2000回転を過ぎたあたりからレッドゾーンまで
ピタっと一定のトルクで体が引っ張られるので
高回転域でパワーが伸びる感じが全く無く
エンジンを回す事の爽快感的な物は全く感じないので
まるでディーゼルターボエンジンのような
堅実で実用的な加速フィーリングですね。
なので、このエンジンの加速フィーリングだけを切り取ると
スポーツとは真逆の性格なんですよ。
ただ、1500回転を切るようなごく低回転域でも
アクセルの細かな踏み加減に対して
少し過敏とも言えるほどクルマが反応するので
そこにスポーツを感じましたし
このアクセルレスポンスの良さはアルトワークスにも通じる事なので
スズキはアクセルに対してリニアにクルマが反応する事が
スポーツなんだと言っているかのように思えたというか
そこに拘りを感じました。 |