ZX-25R スプロケット(ギア比)とエンジン回転数 Vol.1

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ZX-25Rリアスプロケット

今回はZX-25Rのスプロケットを変更した後の

エンジン回転数と速度への影響と加速力についてです。

スプロケット選びの参考にでもして下さい。

 

左:リア45T   右:リア50T

まずはドリブン(リア)スプロケットを50Tから45Tに変更した時の

エンジン回転数と速度です。

2速レッドゾーンの17000回転過ぎでは

時速10Km/hほどの差がありました。

なぜ45Tを選んだのかというと

スプロケットの種類が比較的豊富だったからです。

あと、2速でギリギリ時速100Km/hに到達する事ができるので

0-100Km/h加速が0.2~0.3秒ほど早くなります。

最高速度も若干伸びる事からも

一番お勧めなスプロケットというかギア比です。

 

左:リア45T   右:リア50T

次は一般公道での巡航時を想定して

6速にて時速60Km/h時のエンジン回転数です。

45Tでは約700回転ほどハイギヤード化している感じですね。

時速60Km/hの状態で走り続ける

いわゆる定地燃費値なんですが

45Tの方が回転数が低い事から

燃費も良くなりそうに思えるのですが

実際には5000回転前後だとトルクが貧弱な為

路面のアップダウン等の抵抗により

アクセル開度が大きくなる事が多いので

純正の50Tに大して燃費は

最大で1Km/L近く悪化する事が分かりました。

5500回転~6000回転あたりがもっとも燃費が良くなったので

市街地での走行では純正の50Tの方が

燃費がもっとも良い数値でした。

 

フロント15T リア45T

次はリア45Tとフロントを1T増やした15Tでの

1速時の最大速度ですが

純正のフロント14T リア50Tでは67Km/hでしたが

78Km/hまで伸びています。

このスプロケットの組み合わせが

ZX-25Rのもっともハイギヤード化した仕様というか

これ以上ハイギヤード化する事は現実的ではないと思います。

気になる発進時のトルクですが

エンストしやすいという印象は特にありませんでした。

純正のギア比での1速は発進専用のギアという印象ですが

1速で引っ張っても速度が伸びるようになったので

平たい道ではむしろこっちの方が

変速が忙しくない分だけ楽なんじゃないかと思うほどでしたが

坂道発進となると多少はしんどくなると思います。

 

フロント15T リア45T

2速では16000回転過ぎで時速100Km/hに到達し

レブリミットの18000回転時では111Km/hまで伸びました。

メーター読みではなく

GPSでの速度計で2速で時速100Km/hに到達出来るのは

このギア比になりますね。

 

フロント15T リア45T

次は高速道路での巡航を想定して

6速にて時速100Km/h時のエンジン回転数ですが

純正のフロント14T リア50Tの組み合わせでは

約9800回転だったのに対し

約8000回転で時速100Km/hに到達しています。

回転数が低い為、巡航時のノイズも小さく

燃費を伸ばす事も出来るので

高速道路をもっとも快適に走れるギア比だと思いますが

市街地だとあまりメリットが無いギア比ですね。

 

フロント15T リア45T

最高速度に到達するエンジン回転数は

純正のフロント14T リア50Tでは約17500回転なのに対し

約15000回転でした。

純正のギア比では175000回転なので

エンジン出力のピークを超えて

既にパワーが落ち込む回転数に入っていますが

フロント15T リア45Tではエンジン出力のピークである

15500回転に近いので

ECUや吸排気系を改造した場合は伸びしろが多い

このギア比の方が最高速度が伸びると思います。

 

左:15T 45T   右:14T 50T(純正ギア比)

先ほど45Tの時にも行いましたが

6速にて時速60Km/h時のエンジン回転数です。

純正と比べて約1000回転ほど低い4800回転で

時速60Km/hに到達しています。

さすがに6速の4800回転で巡航するのは

トルクが無さ過ぎるので

現実的には時速60Km/hの速度では5速で走る事になります。

 

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