PCX e:HEV 駆動系チューニング Vol.5

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左:ノーマル  右:KNプーリーベストセッティング仕様

次はいよいよ駆動系をチューニングした仕様と

ノーマルのPCXとの対決です。

右側のPCXはKN企画のドライブプーリーと

JF81型プーリーボス(パワーアッププーリーボス)に

1.3mm厚のワッシャーを噛ました50.3mm仕様で

ウェイトローラーは21gです。

あと、両車ともスクリーンバイザーを付けた状態です。

それではスタートです。

 

まずはスタートダッシュの立ち上がりですが

今までの走行テストはすべてKN企画のドライブプーリーだったので

映像では分かりませんでしたが

JK純正のドライブプーリーと比べると

KN企画のプーリーはアイドリング時のギア比が低いので

一気にエンジン回転数が立ち上がっているのが分かります。

これがKN企画のプーリーに交換するメリットというか意義ですね。

 

クラッチがしっかりミートするあたりですが

KN企画のダッシュ力が効いていて

速度差もしっかり時速3Km/hほど出ていますが

ノーマルのエンジン回転数も高まってきましたが

ワンテンポ遅れて高まってくる感じですね。

 

ノーマルがエンジン回転数を上回り

速度差も追いついてきました。

JK型の純正ドライブプーリーの特徴は

高回転型になったエンジンに合わせて

過去のPCXよりも高いエンジン回転数を維持させます。

 

ここで横並びになりました。

エンジン回転数の差はほとんど変わっていない感じですね。

 

時速70Km/h前後ではエンジン回転数の差がさらに広がって

ノーマルの方が時速1Km/hほどリードしました。

 

ノーマルでは時速88Km/hあたりで最終ギアに入りますが

KN企画のプーリーではこのあたりで最終ギアに入るので

エンジン回転数が高まってきた事もあり

ノーマルに追いつきました。

 

ここからがWR21gの駆動効率の高さが発揮されるので

WR19gのノーマルよりも速くなります。

 

速度もエンジン回転数の差もそのままで加速してます。

 

ノーマルのよりも先にKN企画のプーリー仕様が

時速100Km/hに到達しました。

0-100Km/h加速のタイムは20.2秒でした。

その後、ノーマルは22.4秒で時速100Km/hに到達しました。

 

最高速度のエンジン回転数はこんな感じになります。

同じ速度が出た場合

KN企画のプーリーの方が約400回転ほど低いので

ノーマルよりもエンジンに優しいと言えます。

 

↑ノーマル

↑KN企画プーリー+プーリーボス50.3mm WR21g

アクセルを一定にした時(巡航時)のエンジン回転数と速度です。

0-100Km/h加速ではノーマルよりも

約2秒ほど速くなっているにも関わらず

ノーマルよりもかなり低い回転数で巡航出来るので

燃費も確実に良くなります。

つまり、速さと燃費性能の両立が出来た事を証明しています。

ただ、普通のPCXの場合はトルクが無いので

坂道や向かい風に対応する為にも

WRの重さを最高でも19~20gほどに抑えた方が快適に走れます。

 

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