PCX e:HEV 駆動系チューニング Vol.3

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左:JK型プーリーボス:50.9mm  右:JF81型プーリーボス:49mm

それでは実際に走行テストを行い

各パーツによる加速特性の違いを見ていきます。

まず始めにプーリーボスの長さの違いによる

速度とエンジン回転数を見ていきますが

両車ともスクリーンバイザーを付けた状態で

KN企画のドライブプーリーに

16gのウェイトローラーを装着しています。

両車とも車体が進み始めた所で同期させていますよ。

ちなみにモーターアシストは

最初のスタート時のみの1回です。

それではスタートです。

 

スタートダッシュの立ち上がりですが

やはりJK型プーリーボス仕様の方が少し回転数が高めですね。

 

Vベルトが空回りしているのか

JK型プーリーボス仕様はスピードがあまり伸びていませんね。

スタートダッシュのここまでは

それほどエンジン回転数に差がありません。

 

変速が激しくなる時速50Km/hあたりから

ギア比の違いが少しずつ出ていています。

速度はほぼ同じでスピードメーターでの速度差は

読み取りタイミングの違いだけです。

 

時速60Km/hを過ぎたあたりからは

明確にエンジン回転数の違いも出ていますが

速度の差はほとんどありません。

 

時速80Km/hでも速度はほぼ同じですね。

ただエンジン回転数はかなりの差が付きました。

 

時速90Km/hあたりからは明確に速度差も付いてきて

JK型プーリーボス仕様が引き離しています。

エンジン回転数の差は1000回転ほどつきました。

 

先にJK型プーリーボス仕様が時速100Km/hに到達しました。

やはりギア比がかなり軽いので速いですね。

 

最高速度の107Km/hでのエンジン回転数では

1100回転ほど差が出ていますね。

JK型プーリーボス仕様はギア比が軽いだけに

確かに速いのですが

ハイブリッドのPCXではスタート時に

ベルトが空回りしているので

速度に反映されていない事が分かりますね。

ギア比的にはPCX160で高速道路を走る事を想定すると

JF81型プーリーボス仕様の方が理想的ですね。

どっちにしろ、JK型以前のPCX用プーリーと

JK型プーリーボスの組み合わせは

ベルトが空回りするので勧めできませんね。

ちなみにJK型プーリーボス仕様の0-100Km/hは18.1秒で

JF81型プーリーボス仕様の0-100Km/hは20.3秒でした。

ちなみにスクリーンバイザーを付けただけの

ノーマルのPCX e:HEVでは22.4秒でした。

 

↑ノーマル

↑KN企画プーリー+JK型プーリーボス WR16g

アクセルを一定にした時(巡航時)のエンジン回転数と速度です。

今回紹介した駆動系チューニングの中でも

燃費を無視したもっともエンジン回転数が高くなる仕様ですが

ノーマルのPCXとほぼ同じが

速度によっては低い回転数になっていますね。

 

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