SUZUKI アルトワークス レースチップの取付 Vol.2

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それでは実際にレースチップの走行テストを行います。

まずはレースチップ無しの状態と

レースチップ(標準の3の設定)で

走行性能の比較を行います。

ダイヤルの設定は結果的に標準の3がもっとも速かったです。

 

上:ノーマル 下:レースチップ(設定3)

それでは同時にスタートしますよ。

ちなみにWATが水温計でINTが吸気温度です。

スタート時はノーマルの方が吸気温度が27度なので

3度ほどレースチップ仕様よりも高いのですが

これは停車時の吸気温度なので

この3度の差は誤差の範囲だと思って良いです。

外気温は両車とも7度です。

 

まずは停車時から1速でのスタードダッシュですが

下のレースチップが最高ブーストに達しましたが

ノーマルはまだブーストが上がっている途中です。

既にレースチップの方が微妙に速度をリードしていますね。

 

ノーマルの方がもっとも高いブースト圧になりました。

しかし、明らかにブースト圧が低いレースチップの方が

速度が乗っている(リード)している事が分かりますね。

最初は計測ミスかと思いましたが

何度計測しても同じ結果でした。

 

レッドゾーンに近づくにつれて

両方ともブースト圧が落ちてきました。

1速での加速力の差はスピードメーターのメモリ1つ分で

若干レースチップが速いくらいで

ほとんど大差は無いようですね。

 

2速にシフトアップしました。

ノーマルはブーストが上がっていきますが

レースチップはこれで既に最大ブーストです。

 

ノーマルはこれで2速のピークのブースト圧に達しました。

レースチップは少しブースト圧が落ちましたが

それでもレースチップがリードを少しだけ広げていますね。

 

2速のレッドゾーン付近なんですが

両車ともかなりブースト圧が落ちてますが

それでもレースチップの方が

若干ブースト圧が高いのが分かりますね。

これがレースチップの最大の特徴で

レッドゾーンにかけてのブーストの落ちがノーマルより小さいです。

ノーマルでは6500回転シフトでも7000回転シフトでも

加速力の差はわずかでしたが

レースチップの場合はブーストが落ち込まないので

7000回転までキッチリまわした方が圧倒的に速いです。

 

3速に入りました。

やはりブーストが立ち上がる時は

ノーマルの方がブースト圧が高いですね。

レースチップの方はまだリードを保っていますし

ブースト圧がノーマルより低い事で

4度ほど低い吸気温度を保っている所もポイントですね。

ちなみに4度の差は純正インタークーラーと

社外品のインタークーラーの差よりも大きいですよ。

 

3速のレッドゾーン付近ですが

レースチップの方が先に時速100Km/hに到達していて

0-100Km/h加速のタイムは

ノーマルと比べて約0.7秒ほど速くなっています。

ブースト圧をみると2速時同様に

ノーマルではブースト圧が落ちていますが

レースチップはそのまま維持しています。

実際にはノーマル同様に

ピークのブースト圧からは少し落ちるのですが

6000回転を越えたあたりからブースト圧が上がり盛り返してきます。

 

4速に入りました。

やはり最初の立ち上がりでは

ノーマルの方がブースト圧が高いですね。

それでもスピードメーターを見ると

レースチップの方がどんどんリードを広げています。

 

4速のレッドゾーンに近づくにつれて

ノーマルではブースト圧が落ちてくる中

レースチップの方がブースト圧が上回ります。

スピードメーターを見ると

先ほどよりもさらにノーマル仕様を突き放している事が分かり

3速レッドゾーンあたりからの速度域では

体感的にもノーマルとの圧倒的な加速力の差を感じました。

 

4速のレッドゾーン付近で

レースチップの方は時速140Km/hの

スピードリミッターが入る手前です。

ノーマルより明らかにブースト圧が高い事が分かりますね。

速度ではノーマルに対して10Km/hほど差を広げる結果になりました。

 

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