GR COPEN ブレーキシューの交換 Vol.1

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DIXCEL RGS type(3854794)

今回はGRコペンのブレーキシューを交換します。

ブレーキシューは消耗部品なので

いずれは交換する事になるのですが

今回は純正のブレーキシューよりも

制動力の高いシューに交換する事で

ブレーキバランスをリア寄りにすると同時に

サイドブレーキの効きも改善したいと思います。

ブレーキバランスがリア寄りになると

普段の街乗りではノーズダイブを抑えられるので

ブレーキング時の車体の姿勢がフラットになります。

今回用意したアイテムは

ディクセルのRGSタイプ(3854794)です。

アマゾン と 楽天市場 と ヤフーの価格を参考にして下さい。

 
ドラムブレーキ専用工具

ちなみにドラムブレーキには分解するのに便利な

専用工具が存在しますが

一般的な工具でも代用可能です。

ただ、持っていたら作業が圧倒的に楽になる工具を

厳選するとしたら

一番左のシューホールドスプリングツール

右から2番目のCワッシャーツールですね。

さらに厳選して、どれか一つを選ぶとしたら

ダイハツ車の場合に限り

Cワッシャーツール一択だと思います。

 

それではさっそく作業編ですが

今回はドラムブレーキを分解するので

サイドブレーキを解除しておく必要があります。

なのでギアをバックに入れて

車体が転がらないようにしたり

前輪には車止めを使うとより安全です。

まずは車体のリア側の片側を持ち上げるので

ホイールのナットを1/4周程度緩めます。

 
GRコペン(LA400)ジャッキアップ

油圧ジャッキか車載のパンタジャッキを使い

サイドシルにあるジャッキポイントを使って

タイヤが少し浮くまで持ち上げてからホイールを外します。

 
GRコペン(LA400)ドラムブレーキカバー脱着

まずはドラムブレーキカバーを外しますが

ハブボルトに通してあるだけなので手前に引っ張ると外れますが

固着して外れない場合があるので

小さい穴にM6の50mm以上長いボルトを2本入れて

ボルトを交互に均等に回すとカバーが押し出されます。

 
GRコペン(LA400)ドラムブレーキカバー内側

外したドラムブレーキカバーの内側には

走行距離に応じたブレーキダストが貯まっているので

ブレーキクリーナーを使って清掃しておきます。

 
GRコペン(LA400)ドラムブレーキ内部

それではブレーキドラムを分解していきますが

センターにあるハブリングが時々邪魔になるので

その都度回して対応します。

 

まずはブレーキシューを車体側に押さえつけている

スプリングを外しますが

専用工具のシューホルドスプリングツールを使う場合は

シューホールドスプリングカップにしっかり押し込んで

90度捻るだけで外れます。

他の工具を使う場合は

適度な大きさのペンチで

シューホールドスプリングカップを押し込むと同時に

真ん中のピンが奥に押されないように

もう片方の手で裏側からピンを押しながら

ラジオペンチを90度捻ります。

 

左右ともスプリングを外しておきます。

 

スプリングの真ん中にあったピンは裏側から抜けます。

 
GRコペン(LA400)ドラムブレーキ内スプリング取外し

次はシュー同士を繋ぎ合わせているスプリングを外すので

出来るだけ先が細いテンションスプリングツールを使い

写真のようにスプリングの裏側に引っ掛けて

左に工具をスライドさせてスプリングの引っ掛けを外します。

ぶっちゃけ、ドラムブレーキ専用の

テンションスプリングツールよりも

先が細くてフック状になった

普通のテンションスプリングツールの方が使いやすいです。

 

上側にも2本のスプリングがあるので

同じ要領で外します。

 

ここのスプリングを外せば

これでブレーキシューがフリーになります。

 

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