GR COPEN ブレーキシューの交換 Vol.3

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GRコペン(LA400)Cワッシャー

新しいシューにアジャスター等を取り付けるのに

新品のCワッシャー(90042-13007)を使いますが

車体の片側で3個、左右両方で6個のCワッシャーを使います。

Cワッシャーは再利用不可部品ですが

Cワッシャーツールを使って丁寧に外せば

再利用出来ないこともないのですが

お勧めは出来ません。

 
GRコペン(LA400)Cワッシャー固定

アジャスターを組み立ててから

仕上げにCワッシャーを取り付け

ラジオペンチで先端部分を閉じます。

 
ウェーブワッシャー比較

左:取り付けてあったワッシャー  右:新品

ちなみに車体の左右で2枚だけ使うウェーブワッシャーも

出来るだけ新品を使うのが好ましいのですが

使い回しても問題なさそうですね。

ウェーブワッシャーの型番は90042-06041です。

 
GRコペン(LA400)ウェーブワッシャー

ウェーブワッシャーはここにだけ使います。

 
GRコペン(LA400)ドラムブレーキアジャスター裏

アジャスターの裏側はこんな感じに組みます。

 
GRコペン(LA400)ドラムブレーキアジャスター

左:シューが摩耗した状態  右:シューが新品の状態

ちなみにアジャスターはシューの摩擦材がすり減った時に

自動でカバーとの隙間を埋める機構ですが

写真左の状態だとシューが外側に押された状態なので

ドラムブレーキカバーを元に戻せません。

なので必ず写真右の状態に動かしておきますが

アジャスターのギア同士を手で浮かせて移動させます。

 
GRコペン(LA400)ドラムブレーキグリスアップ

それでは新しいブレーキシューを取付ますが

その前にシューと接触する矢印の所に

耐熱グリスを薄く塗っておきます。

 

ブレーキシューの上下の末端部分にも

耐熱グリスを薄く塗ります。

 
GRコペン(LA400)社外品ブレーキシュー

後は逆の手順で元に戻すだけですが

最後にドラムブレーキの真ん中から見て

ブレーキシューが上下どちらかに偏ってないかを確認し

シューを上下に動かして出来るだけ真ん中にセットします。

 
GRコペン(LA400)ブレーキシューのクリアランス確認

ドラムブレーキカバーを元に戻しますが

ドラムブレーキカバーが引っかかって元に戻せない場合は

アジャスターのギアが進んでいるか

ブレーキシューが上下どちらかに寄っています。

カバーが元に戻せたら

とりあえずスムーズに回転するかを確認します。

ブレーキシューがカバーに触れていると

抵抗になるので不自然に回転が止まりますよ。

あと、多少の上下へのズレなら

ブレーキペダルを踏むことで

シューが勝手にセンターに移動します。

 

あとはホイールのナットを仮止めしてから

車体を降ろして本締めしますが

2回に分けて対角線上に103N-mのトルクで締めます。

これでもう片方のドラムブレーキも

同じ手順で行えば作業完了です。

 

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