HONDA VFR800F エンジンオイル交換 Vol.1 |
今回はVFR800Fのエンジンオイルと オイルフィルターを交換する作業です。 オイル交換に必要なアイテムは・・ 1Lのエンジンオイル缶×3本~4本 オイル交換のみの場合は2.9Lなので3本 オイルフィルターを交換する場合は3.1Lなので4本必要です。 0.1Lは本当に必要なのかどうかは 最後に検証しているので参考にして下さい。 ドレンボルトのワッシャー(294109-12000) 12ミリのドレンワッシャーなら何でも使えます。 カートリッジ式オイルフィルター(15410-MFJ-D01) オイルフィルターは2回のオイル交換に対して1回交換しますが 今回はコスパに優れた ユニオンの互換フィルターを使っています。 |
もっとも重要なのが廃油の処理ですが VFR800の場合は3L前後の廃油が出るので 4.5L用の廃油処理ボックスを使った方が早いのですが なんせ大きく重いので捨てにくい場合がありますね。 コンパクトに処理したい場合は 2.5L用の廃油処理ボックスを2個使ったり 買い物等で余ったビニル袋を2重にした物を3つほど作り その中に廃油を吸着する綿等を入れて処理するかですね。 |
オイル交換作業はセンタースタンドを立てて行いますが オイルフィルターを交換する場合 まずは車体右側のカウルの隙間から チャコールキャニスターの有無を調べます。 |
2016年からの排ガス規制により キャニスターの装着が義務化されました。 つまりVFR800Fの初期型にはキャニスターが無いので 車体右側のアンダーカウルを外して ここからオイルフィルター交換を行います。 |
2016年以降に生産された車体では キャニスターが邪魔になるので 車体左側のアンダーカウルを外して オイルフィルター交換の作業を行います。 アンダーカウルの外し方はここのページで載せているので 今回は省略しますよ。 |
ちなみにカートリッジ式のオイルフィルターと ドレンボルトはここにありますが オイル交換のみの場合は アンダーカウルを外す必要はありません。 |
まずはエンジンオイルを抜くので 17ミリの工具を使ってドレンボルトを一周程度緩めます。 氷点下の気温になる極寒の季節でない限り 事前にアイドリングさせて エンジンオイルを暖める必要はないと思いますし エンジンオイルを暖めるとエキゾーストパイプ等で 火傷するリスクがあるので危険です。 |
ここでドレンボルトの下に直接廃油ボックスを置くか オイルの受皿を置きます。 |
あとは素手で直接ドレンボルトを外しますが 絶対に手をオイルで汚したくない場合は ビニールかゴム系の使い捨ての手袋を使います。 |
写真のようにアルミワッシャー(パッキン)が エンジン側にくっついている場合があるので 外してドレンボルト側に乗せておきます。 |
そのままドレンボルトを外すとオイルが流れます。 |
車体右側にあるフィラーキャップを外すと 大気圧が掛かるので勢いよくオイルが流れますよ。 |
オイルが流れている間に ドレンワッシャー(パッキン)を新品に交換します。 |
オイルが流れる勢いが無くなったら キッチンペーパー等の適当なウエスで ささっと拭いてドレンボルトを元戻します。 |
とりあえず素手で閉まる所まで締めます。 |
仕上げに工具を使ってドレンボルトを締め付けます。 締め付けトルクは30N-mですが ドレンボルトとの接合部にオイルが付着している場合は 規定トルクでも締め付け過ぎてしまう事があるので 締め付ける時に抵抗があまり無ければ 1/4回転以上は締め付けないようにします。 のちにオイルがドレンボルトに滲んできたとしても 1/8回転ほど増し締めすれば止まるので とにかく締め付けすぎない事が何よりも重要です。 |