ULTEGRA6800 5.ディレイラーの取付

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次は、ULTEGRA FD-6800-Fのフロントディレイラーを取付します。

フロントディレイラーには直付けタイプとバンドタイプがありますが

今回は、直付けタイプを取り付けます。

 

赤矢印の六角穴付ボルトを締めてディレイラーを固定しますが

固定する時に注意するのは、チェーンリングの山との隙間です。

出来るだけ山がディレイラーに当たるギリギリの所で固定します。

 

ディレイラーの向きも重要なので

チェーンリングの山とフロントディレイラーの外側が

平行になるように取り付ける必要があります。

ディレイラーの角度と、チェーンリングの山との隙間を見ながら

少しずつボルトを締め付けて固定します。

 

次は、フロントディレイラーに内蔵されている

イモネジを六角レンチで回して飛び出させてから

フレームとイモネジが接触する所に付属の金属プレートを貼ります。

ディレイラーが傾かない程度に、イモネジをプレートに押し当てます。

これにより変速時のディレイラーの傾きを抑える事が出来ます。

 

次は、ULTEGRA RD-6800-GSのリアディレイラーを取り付けます。

リアディレイラーには、アームの短いSSと

アームの長いGSがありますが、その選定方法は

まず、必要キャパシティで計算してみると

今回は、クランク側のギアの歯数差(50-34T=16T)になり

カセットスプロケットのギアの歯数差(11-32T=21T)なので

16T+21T=37Tになり、これが必要キャパシティになります。

SSのトータルキャパシティは、33Tまでなので

37Tまで対応しているGSを選ぶ事になります。

例え必要キャパシティが33Tまでで抑えられたとしても

SSが対応しているカセットスプロケットの最大ギア数は

28Tまでなので、32Tを入れてしまうとGSを選ぶ事になりますよ。

 

リアディレイラーの取付は簡単ですね。

ただ注意したいのは、リアディレイラーから飛び出している

ネジ(Bテンションアジャストボルト)を取付時にフレームに当てて

傷付けないようにします。

ディレイラーの裏を見ながら

取り付けする角度に気をつけて固定してください。

 

シフトケーブルをリアディレイラーに接続する前に

リアディレイラーのテンションプーリー(上側の歯車)と

カセットスプロケットのトップの山(一番右端のギア)の位置が

車体後ろから見た時に一直線になるように調整します。

黄矢印のプラスネジを緩めるとプーリーが左に移動して

締めると右に移動します。

 

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