MT-09 エンジンオイルとオイルフィルター交換 Vol.1 |
今回はMT-09のエンジンオイルを交換する作業ですが まずオイル交換に必須のアイテムは・・ エンジンオイル1L缶×3~4本 エンジン回転の軽さやギアチェンジのフィーリングで選ぶなら 100%合成油がお勧めなので ヤマハ純正だとプレミアムシンセテックになりますが さらに真冬でも暖気運転要らずのオイルの柔らかさで選ぶなら ホンダ純正のG3オイルになりますね。 ちなみにMT-09はエンジンオイル交換のみで2.8L必要で オイルフィルター交換をする場合は3.2L必要なので4本必要です。 なのでオイルフィルターを交換するなら 4L缶のプレミアムシンセティックを選んだ方が安いです。 オイルドレンボルトのガスケット(214-11198-01) M14のドレンワッシャーなのですが M12のホンダ純正ワッシャーでも使えました。 オイルフィルター(5GH-13440-61) カートリッジタイプのオイルフィルターなので デイトナの互換品等、様々なメーカーのが選べます。 それと廃油を燃えるゴミに出す為の 廃油処理パックが必要ですね。 |
ちなみにデイトナから オイルフィルターのセット品が発売されていて ドレンボルトのガスケットと フィラーキャップのパッキンが付属しています。 |
左のフィラーキャップのパッキンは 毎回交換する必要は無いのですけどね・・ |
それでは作業編ですが 火傷のリスクがあるので 気温が5度を下回るような真冬でなければ アイドリングでのオイルの暖め作業は必要ないと思います。 車体左側から下を覗くと オイルドレンボルトの真上にオイルフィルターがあるので 非常に作業がしやすい設計になっていますね。 |
それはまずオイルドレンボルトを 17ミリの工具を使って一周程度緩めます。 |
下にオイル受け皿を敷いて 素手で直接ドレンボルトを緩めます。 絶対にオイルで手を汚したく無い場合は 使い捨て手袋をしておきます。 |
後はオイルの勢いが無くなるまで放置しておきます。 予めオイルフィラーキャップを少し開ける事で 大気圧が掛かかりオイルの勢いが速くなります。 |
ちなみにオイルの受け皿を使わずに ダイレクトに廃油ボックスを置いても 高さがあるので問題はありませんでしたが 作業はしづらくなりますね。 |
オイルが垂れている間に ドレンボルトのガスケットを新品に取り替えます。 ヤマハ純正のガスケットはボルトにこびりついているので 先が鋭く平たい工具で剥がして取ります。 |
今回はあえてホンダ純正のM12ドレンワッシャーを使いましたが むしろヤマハ純正よりもピッタリサイズでした。 |
一緒にオイルフィルターを交換する場合は 次のページに飛んで下さい。 廃油からオイルフィルター交換まで スムーズに行える所がMT-09の良い所です。 |
オイル交換のみの場合は オイルの勢いが無くなったら廃油口まわりを ウエスやペーパーで適当に拭いてから 素手でドレンボルトを元に戻します。 仕上げに工具でドレンボルトを締め付けますが 規定締め付けトルクは43N-mです。 ドレンワッシャーに触れる部分にオイルが付着していると 規定トルクでも締め付けすぎてしまうので 廃油口まわりのオイルをしっかり拭き取っておく事が前提です。 とりあえず素手でソケットを持って限界まで締めて 最後にハンドルを付けての締め付けは1/8回転程度で十分です。 もし今後オイルが滲んできても 1/16回転ほど増し締めすれば止まるので 締め付け過ぎるのだけは絶対にしないように注意します。 |