HONDA モンキー125 リアサスペンションの交換 その2

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モンキー125YSSサスペンション350mm

今回は前回のリアサスペンション交換の追記で

モンキー125の純正リアショックよりも

約20ミリほど長い350ミリのリアショックを使ってみます。

という事で今回用意したアイテムは

YSS ハイブリッドサスペンション(CUB16-HB-350R)です。

箱にはRB220-350P-01-5-Xという型番が

書いてありますが同じ物のようです。

これも2本セットで売られています。

アマゾン と 楽天市場 の価格を参考にして下さい。

 
YSSハイブリッドショック350mm

350ミリのYSSリアショックの重量を量ると1451gでした。

330ミリのタイプが1310gだったので

全長が伸びた分だけ重くなっています。

 
YSSショック比較

330ミリと350ミリのショックを並べてみると

こんな感じで20ミリほど全長が伸びただけではなく

使われているスプリングのレートが違っていて

上の330ミリの方は自由長が200mmの

15N/mm 22N/mmのダブルレート。

下の350ミリの方は自由長が220mmの

13N/mm・18N/mmのダブルレートなので

20ミリ伸びた事で底付きに対して余裕が出来たのか

よりソフトなスプリングが使われていました。

 

あと350ミリのリアショックだけの特徴としては

下側のネジ穴が片側にオフセットされているので

カスタムした社外品のスイングアームにも

取付出来るようになっています。

モンキー125では偏っている側(写真右側)を

車体側に向けて取り付けしました。

 

それでは取付作業編ですが

リアショックの取付作業の詳細は前回説明済みなので

今回は主に純正ショックよりも長いショックを

取り付ける時の注意点を載せます。

まずは車体右側のショックから交換してみますが

車体左側に350ミリより短いショックが取り付けてあると

車体を持ち上げても伸びてくれないので

まずはショック下側のネジ穴にボルトを通してから

上から体重を乗せてショック自体を縮めて

上のボルトに通す必要がありますし

車体左側のショックを交換する時には

車体に体重を載せて沈ませないと

スムーズにショックが抜けませんよ。

 

硬くてどうしてもショックを縮めて取りつける事が出来ない場合は

まず車体右側のショックを外し

左側のショックもすぐに外せるように

上下のナットを外しておきます。

出来るだけスムーズにショックを外すなら

ボルトの末端までショックを移動させておいた方が良いですね。

 

車体のフレームをしっかり持って少し支えながら

左側のショックを抜きます。

ショックを抜いた時点で腕だけで車体を支える事になるので

そこから少し車体を持ち上げる感じで支えながら

素早く車体右側に350ミリのショックを入れます。

これだとショックを縮めるよりも少ない力で交換出来るというか

手で車体を支える方が力が入れやすいです。

シートは予め外しておいた方がフレームを掴みやすいので

力が入れやすいですね。

車体を支えながらショックを入れる事になるので

どうしても腕力に自信がない場合は

2人で作業する事をお勧めします。

 
モンキー125光軸調整

純正ショックから交換した場合はリアの車高が少し上がり

光軸が少し下向きになるので調整します。

ヘッドライトの下にある六角ボルト(8ミリ)を緩めて

ライトのレンズ部分の上部を少し押す事で上に向くので

そこでボルトを固定します。

滑り止めのワッシャーが使われているので

強く締め付けなくても良いですよ。

 
モンキー125リアショック350mm

YSS ハイブリッド リアショック 350ミリのインプレッション

スプリングの自由長が伸びて

スプリングレートが下がった事もあり

プリロードの設定を最弱にすると

乗り心地はもう最高というか

純正のリアショックとほぼ同じ乗り心地になったので

オフロードでのデコボコ道でも

330ミリのショックよりも明らかに快適に走れるようになりました。

330ミリのショック同様に純正のショックよりも

減衰力の立ち上がり方に高級感があるというか質が良いので

リアタイヤの接地感も良くスタビリティも確保出来ますし

オンロードを飛ばし気味で走りたい場合は

好みの硬さまでプリロードを固める事で対応出来るので

オンロードからある程度のオフロードまで走れます。

むしろオフロードを走るとこのリアショックよりも先に

純正のフロントフォークが音を上げて底付きしてしまいます。

純正のリアショックは乗る人の体重によっては

路面からの入力によって底付きが起こるのですが

このショックでは最弱のプリロード設定でも

全く底付きが起こらなかったのでまさに純正ショックに求めていた

理想的なリアショックだと思いました。

20ミリ全長が伸びた事で尻上がりの車高になる事が心配でしたが

柔いスプリングレートのおかげで

車体に跨いだ時には多めに沈み込むので

330ミリのYSSショックから変えると

ヘッドライトの上下の向きを調整をしなくても問題ありませんでした。

つまり、車高は330ミリのバネレートが硬めのショックと

ほぼ同じ車高という事になりますね。

このリアショックは間違いなく330ミリのショックよりも

万人にお勧め出来るのですが

やはり純正ショックでも底突きしない軽い体重の方だと

跨いだ時の沈み込みが浅くなることで

純正ショックに比べて尻上がりの車高になり

足つき性が悪くなるという事で

純正ショックで全く問題がない人は変える必要は無いと思います。

 
 
 
 
 

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