TROMOX MINO-B アクセサリー電源の取り出し Vol.1 |
今回はMINO-Bの車体からACC電源を取り出す作業ですが まずは電源取り出しハーネスを制作しますよ。 使った材料は・・ 110型3Pコネクターのオスメス端子付セットと 0.75sqの配線コード(ダブルコード)と その配線コードに合わせた配線コネクターを使いますが ケーブル付きのタイプの方が作業が楽になります。 |
まずは配線コードを7~10センチ程度の長さに ニッパーでカットしてそれを3本作ります。 |
電工ペンチのワイヤーストリッパー部分を使い カットした3本のケーブルの両端の被覆を 3~5ミリほど剥きます。 |
するとこんな感じに仕上がります。 |
そこに3Pコネクターに付属している 110型端子をこんな感じでセットします。 |
電工ペンチを使って110型端子を固定します。 |
片側にオスの端子を固定し もう片方にメスの端子を固定しますが ぶっちゃけ、写真の端子の方向は逆を向いているので 写真のどちらか片方の端子を裏返しにして固定した方が スムーズに3Pコネクターに固定出来ますね。 |
そのままコネクターに差し込んでカチっとロックさせます。 |
もう片方も差し込むとこんな感じになります。 |
次は配線コネクターを使って分岐させます。 今回は在庫で持っていた防水タイプを使っていますが そもそも3Pコネクター自体が非防水なので ここだけ防水にしても意味が無いです。 |
配線コネクターを作った3Pコネクターのケーブルに パチンとペンチを使って挟んで固定します。 |
ここがもっとも重要なんですが 配線コネクターを取り付ける電源ケーブルは 写真を参考にして下さい。 |
ペンチを使って配線コネクターにケーブルを固定します。 |
するとこんな感じに仕上がりました。 分かりやすくする為にプラス(ACC電源)が赤ケーブルで マイナスには黒ケーブルを使っていますが 作った本人が分かっているなら 全て目立たない黒のケーブルでも良いんですけどね。 分岐する配線の長さは好みで良いですが 車体のハンドルバーあたりまで電源を引っ張りたい場合は 1メートル以上の配線を固定した方が良いですね。 ただ、赤のケーブルは目立つので あまり配線を伸ばしたくは無いですよね・・ |
今回は車体のコネクターと繋ぐので 車体側にあるヒューズを使う事になるのですが 今回作った配線コネクターにヒューズホルダーを取り付けておけば 万が一トラブった時には 車体にあるヒューズを探す必要がないので 復旧作業をスムーズに行えますよ。 ヒューズホルダーの中には 10A程度のガラス管ヒューズを入れますが 写真の赤いケーブルのヒューズホルダーは 20Aまで対応したタイプですが 今回は10Aまでしか使わないので 細くて扱いやすい黒い配線の方が良いですね。 ヒューズには先ほど110型端子を取り付けた作業と 全く同じやり方でギボシ端子を取り付けていますが 先にスリーブを通してから端子を固定します。 |
今回作ったコネクターのプラスから分岐した配線に ヒューズホルダーを取り付け マイナスから分岐したケーブルの末端に ギボシ端子のメスを取り付ければ MINO-B専用の電源取り出しハーネスの完成です。 ちなみに車体側の3Pコネクターは グルーガンを使って防水処理が行われているので グルーガンを使ってケーブルとコネクターの隙間を 埋めも良いですね。 コネクターの位置は基本的に雨が侵入してこない場所なので そこまで神経質になる必要は無いと思いますが 土砂降りの雨には要注意ですね。 |
さらに電源を分岐させたい場合は分岐ハーネスを使うか ケーブルとギボシ端子を使って自作します。 |
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