カメラ・レンズを買ったらまずチェックしよ~のコーナー。
カメラやレンズは、かなり精密な物なので他の製品に比べてアタリハズレが多いように思えます。
保証期間は1年でも、撮った写真に保証はありません。
買ったらすぐにチェックしましょう。
カメラボディを買ったらまず
記録素子のホットピクセル・デッドピクセルのチェックをしよう。
チェックの仕方は至って簡単、レンズ又はボディにフタをした状態で撮影します。
もちろん普通なら真っ暗な写真になりますが、ホットピクセルがある場合
素子の1ピクセル分に白い(又は赤い)点が発生します。
もちろんチェックはPCモニターにて、100%の原寸大にして隅々までチェックしましょう。
見つかったとしても、一カ所とは限らないかもしれませんよ・・
ノイズと見分けがつかなくなる場合がありますので
ISO感度は100で撮影するのが良いでしょう。
ちなみに私のEOSKissFにホットピクセルが一カ所ありました。
もちろん、保証期間内だとメーカーに送れば無料で修理して貰えます。
ただ、それまで撮った写真には一生、点が残りますからね・・
逆にデッドピクセルは、A4のコピー用紙をファインダー一杯に撮影して
PCモニターで原寸大チェックすれば、わかると思います。(私はこの経験はないですが・・)
↑これがホットピクセルです。
JPEGで撮影した場合、圧縮具合によっては消えたりしますので
チェックする場合は、RAWで撮ります。
レンズを買ったらまず
レンズのキズはもちろん、AFの精度をチェックしよう。
買ったレンズのAF機能が必ずしも、今持っているカメラボディに合うとは思わないで下さい。
このレンズは安物だからシャープに写らない・・
それはレンズのAFがカメラに合っていないせいかもしれませんよ。
保証期間内ならレンズのAF調整は無料でレンズメーカーがやってくれますのでお早めに・・
ちなみにシグマは、保証期間外でも送料さえ払えば無料でやってくれます。
キヤノンよりシグマの方が顧客に優しいのです。
チェックの方法はこういうチャート表(ネットで探せば見つかると思います)を
台の上にのせて、撮影するだけです。
テープで適当に作ってますが、黒い線を十時に書いてAFが出来るだけ認識しやすくします。
テープは透けるので、白い厚紙で作った方が理想的ですけど・・
これで前ピンか後ピンかジャスピンかを判断する事が出来ます。
飛び出させたAFの目標の線と同じ高さから水平に撮影するのがポイントです。
AFは完璧に調整出来たとしても間違える時がありますので何枚か撮影して判断しましょう。
中古レンズを買う時の問題点・・
上でも書きましたが、中古レンズを買う上で
一番怖いのが、壊れていた時・・ではありません。
そんなのは返品すれば済みますが
レンズのAFが、自分の持っているカメラボディに合っていない時が一番怖いのです。
新品のレンズなら保証期間内だと、カメラボディと買ったレンズをレンズメーカーに送れば
無償でカメラに合わせて調整して貰えますが
中古だとまず保証が切れているので、調整にお金がかかるのです。
新品で5万円出せば買えるレンズを
極上品の中古を4万円で買っても、AFがカメラボディに合ってないと調整に1万円ほどかかる場合がある(シグマは無料!)ので
新品買った方がどうみても得・・って事になります。
レンズごとにAFの微調整(AFマイクロアジャストメント機能)が出来るカメラボディを持っているのなら
調整の許容範囲内だとなんとかなりますが、AFの微調整が出来ないKissシリーズ等では致命的なのです。