HONDA GROM エンジンオイル交換 Vol.1 |
今回はグロムのエンジンオイルを交換します。 まずは必須のアイテムとして・・ エンジンオイル1L缶を用意しておきます。 今回は100%合成油の高級なホンダ純正G3オイルを用意しましたが 冬でも暖機運転無しで軽快に走り出せるくらい 広い温度領域で快適にエンジンを回せます。 最近リニューアルされたので黒いデザインに変わりました。 アルミワッシャー(型番:94109-12000) 純正品でなくてもM12サイズのドレンワッシャーなら使えます。 あと、廃油を可燃ゴミとして出すために 2.5Lの廃油処理ボックスを使います。 |
今回のJC92グロムにはオイルフィルターがあるので フィルターを交換する場合は オイルフィルター(型番:15412-MGS-D21)と パッキン(型番:91302-PA9-003)を用意しておきます。 オイルフィルターはDCTフィルターとしても使われていて かなりメジャーなフィルターなので社外品も沢山ありますよ。 パッキンもメジャーなサイズなのでデイトナ(17616)や キタコ(OH-06)からも発売されています。 オイルフィルターの交換サイクルは 初回オイル交換の時に交換して以降は 2回のオイル交換に1回交換します。 |
まず初めに行う作業として グロムから出る廃油は0.9L程度なので 予め廃油処理ボックスの吸収剤を1/2ほど抜いておくと 2回分使えるのでお得ですよ。 上手く分ければ3回分はいけるかもしれないですね。 2回目以降は2~3重にしたビニール袋の中に 吸収剤を入れて使います。 これはセコいのではなくエコです。 |
それではさっそく作業編ですが 廃油から給油まで全て車体の右側で作業が行えますよ。 ここにオイルドレンボルトがありますが グロムの場合、写真でも分かるように マフラーがすぐ近くにあるので 走ったすぐ後にオイル交換をするのは危険ですし 落ちてくるオイルの量も少量なので アイドリングさせてオイルを暖める必要もないと思います。 あと、オイル受け皿を使わなくても ダイレクトに廃油処理ボックスを下に敷ける高さがありますね。 |
まずは12ミリの工具でドレンボルトを1周程度緩めます。 ボルトを緩めてから 廃油処理ボックスを下に敷いても問題ないです。 |
工具で緩めたら後は素手でドレンボルトを外します。 予め使い捨てタイプの ゴム手袋やビニール手袋をしておくと手が汚れませんね。 |
オイルが垂れてきました。 フィラーキャップを外すと大気圧が掛かるので さらに勢い良くオイルが出てきますが グロムはオイルの量が少ないので何もしなくてもすぐに終わります。 |
ちなみにリアサスペンションを交換して車高が上がると サイドスタンドを立てた時により車体が傾くので このようにマフラーにオイルが垂れてしまいます。 予めマフラーの触媒部分にダンボールを巻いて養生するか メンテナンススタンドを使ってオイル交換をした方が良いですね。 マフラーがオイルで汚れたら パーツクリーナーを使って清掃して下さい。 |
ドレンボルトのアルミワッシャーを新品に交換しておきます。 |
オイルがほとんど垂れてこなくなったら 車体を傾ける事でさらに残ったオイルを搾り取れますが 別にやらなくて良いです。 いつまでもポタポタとオイルが垂れてくるので 適当な物で素早く拭いて・・ |
ドレンボルトを素手で素早く取り付け とりあえず12ミリのソケットを素手で持って限界まで締めておきます。 |
仕上げにソケットにハンドルを付けて締め付けますが 1/8回転ほど締め付ければ十分です。 トルクレンチを使う場合、締め付けトルクは24N-mですが オイルが車体側に付着していると 締め付けすぎてしまう可能性があるので 1/4回転以上は締め付けないように注意します。 |