SUZUKI アルトワークス 4WD用フロントスプリング Vol.1 |
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今回はアルトワークスの4WD用のフロントスプリングを 選定したいと思います。 まともな人は前後セットで スプリングを変えると思いますが 変態は前後それぞれで最適なスプリングを選び 駐車場に止めている時の見た目ではなく 走っている時に狙った性能が出るようにセッティングを行います。 まずはアルトワークス純正のフロントスプリングからです。 ちなみに2WDと同じショックアブソーバーなので フロントスプリングは互換性がありますし ローダウンスプリングを販売している ほとんどのメーカーでは2WDも4WDも同じ型番です。 |
アルトワークス(ターボRS)の 純正フロントスプリングの重量は871gでした。 これが基準になりますね。 |
まずはRS-RのTi2000ダウンサス(S022TDF)で 2WD用のローダウンサスを使ってみます。 今回用意した中ではもっとも車高が落ちるスプリングで バネレートが2.75Kgで35~40ミリローダウンします。 RS-Rだけはダウンサスのトップメーカーとして拘りがあるのか 4WD用のフロント用の型番は(S023TDF)なので 4WDと2WDでは型番が違っています。 バネレートは2WD用と同じ2.75Kgですが 40~45ミリダウンと言うことでより車高が落ちます。 つまり、2WD用よりも 1Gで縮む領域が多い=巻数が多いと思われ リア側とのダウン量を合わせる為だと思います。 |
2WD用のTi2000ダウンサスは1109gでした。 やはり純正より巻数が多いので重くなっています。 |
RS-R Ti2000(2WD用)のインプレッション |
そもそもアルトワークスの乗り心地の悪さは スプリングの硬さではなくショックの減衰力の硬さの影響なので 純正スプリングとの乗り心地の差はほとんどありませんが 大きくストロークさせた場合は スプリングの硬さを感じる程度ですね。 リアとは違いフロントはどれだけ落としても 全く問題がないですね。 |
次はKYBのLHSスプリング(LHS1740F)です。 バネレートは1.9Kgで34ミリダウンします。 Ti2000よりもダウン量が少ないのですが その分バネレートが柔らかいので 乗り心地に期待が持てます。 ちなみにKYBは片側1本単位で販売しているので 2本セットと書かれていない所は1本売りになりますよ。 |
KYBのLHSスプリングは Ti2000よりも軽く、純正よりも重いという感じで やはり巻数に比例しています。 |
KYB LHSスプリングのインプレッション |
確実にTi2000よりも当たりが柔らかいのですが アルトワークスの場合はやはり ショックを変えない限り 乗り心地の問題は根本的には解決出来ないですね。 このスプリングは価格もリーズナブルなので 見かけの為に車高を落としたい場合は 最適なスプリングだと思います。 |
次はRS-RのTi2000ハーフダウン(S023THDF)で 今回は4WD用に設定されたスプリングです。 バネレートは2.13Kgで20~25ミリダウンするので KYBのスプリングよりもさらにダウン量は少なくなりますが バネレートはKYBより少しだけ硬いです。 |
Ti2000の真骨頂はハーフダウン版にあったようですね。 一般的なローダウンスプリングにある 1Gでの潰れしろ(巻数が多い領域)が無く 巻数が少ないので純正スプリングよりも軽量です。 Ti2000の本領発揮ですね。 |
RS-R Ti2000ハーフダウンのインプレッション |
見た目のシャコタン具合ではなく 走りの性能でスプリングを選びたいという人には もうこのスプリングしか無いでしょう。 スプリング本体の性能だけでなく サスペンション全体の事を考えると 純正よりも少し下げたくらいが デメリットが無く一番美味しい領域ですね。 乗り心地に関しても 純正スプリングとの差は感じずに しれっと車高を落とせるスプリングです。 |
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