SUZUKI アルトワークス フロント タワーバーの交換 |
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今回はアルトワークスのストラットタワーバーを 社外品の物に交換します。 出来るだけフロントタイヤへの負荷を減らす為にも エンジンルーム内は軽くしたいという事で 目的は主に軽量化の為です。 という事で今回用意したブツは OKUYAMA(オクヤマ)のアルミ製ストラットタワーバー(641 612 0)です。 バーとブラケット部分が溶接で接合されていて ブラケット部分もアルミ製なのが特徴です。 マスターシリンダーストッパーも付いていますよ。 ちなみにアルミよりも価格が安くて剛性が高い スチール製(631 612 0)もあります。 |
まずはアルトターボRSとアルトワークスに使われている 純正のストラットタワーバーの重量を調べてみると2140gでした。 スチール製なのでそこそこ重いです。 |
オクヤマのアルミ製タワーバーの重量は1020gでした。 純正タワーバーの半分ほどの重量なので1Kgほど軽量化が出来ます。 たった1Kgかと思われるかもしれませんが アルトワークスのボンネットをカーボンに替えても 2Kg程度しか軽量化出来ないと考えれば この1Kgの軽量化はなかなか大きいんじゃないでしょうか・・ |
それではさっそく作業編です。 まずはストラットタワー上部を覆っているECUを 移動させる為にケーブルを外します。 ソケットの外し方はレバーの先端にある右側のツメを押し込みながら レバーを中央に向かって倒すと外れます。 反対側のソケットも同じやり方で外します。 厳密に言うとこのケーブルは外さなくても何とかなりますが 作業性が悪くなるので先に外した方が良いですね。 |
次はここの六角ボルト(10ミリ)を2本外します。 |
あとは後ろにあるここのブッシュに刺さっているだけなので 外すとECUが外れます。 |
次はECUの土台を外すので 赤矢印の2本の六角ボルト(10ミリ)を外し 最後に黄矢印のクリップが エアコンの配線にくっついているので 適当にスライドさせて移動させるか完全に外しても良いです。 |
後はタワーバーを固定している左右のナットを外せば タワーバーが外れます。 |
左側も外します。 |
ストラットタワーバーを固定しているネジは ショックアブソーバーから伸びているネジではなく 車体から直接飛び出している独立したネジなので こっちの方が作業性は良いのですが ナットの締め付け過ぎには注意しないといけないですね。 |
台座を軽く清掃してホコリ等を取り払ってから 新しいタワーバーをセットし純正のナットで固定し直します。 |
ECUを元に戻しておきます。 |
仕上げにマスターシリンダーストッパーを調整します。 素手で白い樹脂部分を回して マスターシリンダーとの距離を調整し 樹脂部分を手で押さえながら外側にあるナットを締めて固定します。 マスターシリンダーを少し押さえつける感じで固定すると ブレーキペダルに剛性感が出て ブレーキフィーリングが向上するのですが それは本来のマスターシリンダーストッパーの目的ではないので 取説ではマスターシリンダーから数ミリ 隙間を開けるように書かれていますね。 |
オクヤマ アルミ製ストラトタワーバーのインプレッション |
いつもはお手頃価格のクスコのタワーバーを ついつい買ってしまうのですが 今回は憧れのオクヤマという事で ボンネットを開ける度に何か特別な感じを得られるのですが 剛性感は間違い無くスチール製の 純正のタワーバーの方があると思います。 それを街中で体感する事はほとんど無いと思われますが Sタイヤなどのグリップ力の高いタイヤを履いて サーキット等を走るとなると コーナー侵入時のステアリングのフィーリングは 少し変わってくると思われます。 逆に純正タワーバーよりも剛性が少し落ちる事で 限界付近の挙動はオーバーステアの方向に向かうので 弱オーバー挙動が好みな人にとっては好都合ですね。 マスターシリンダーストッパーはあえて その恩恵を街中でも味わえるように 少し押し付け気味に固定しているので ブレーキペダルの剛性はもちろんですがストローク量も減るので 相対的に少ない踏力でブレーキがより効くようになります。 何かと色々美味しいタワーバーだと思いました。 |
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