SUZUKI アルト ステアリングの高さ調整 |
今回はアルトのステアリングの高さを調整します。 調整というよりかは低くする方向に持っていきます。 アルトワークス(ターボRS)には 上下にステアリングを動かせるチルト機構が備わっていますが NAのアルトFにはないのでより深刻なのですが アルトワークスでもシートの高さを下げると ステアリングの調整範囲を超えてしまうので 今回のやり方を実践する事でより低くする事が出来ます。 という事で今回用意したアイテムは ただのロール状のゴムの板で 5ミリ厚のを用意しました。 |
まずはロール状のゴムを50ミリ刻みで切り落とし 6枚くらい作っておきます。 それからだいたいこのくらいのサイズに調整して 6ミリの穴開けポンチを使い中心に穴を開けます。 穴に向かってハサミで切り込み その頂点の切り込みから斜めにゴムをカットし ホームベースのような形状にします。 切り込みの先端にも斜めにカットする事で ボルトに差し込みやすくなります。 これを6枚ほど用意すれば十分です。 より細かく高さを調整するなら 2ミリ厚のゴムロールを使って同じ物を作っておきます。 |
それでは作業開始ですが まずはステアリングの下側にある ここのプラスネジを外します。 |
あとはツメで上のカバーと繋がっているだけなので そのまま下に外します。 NAのアルトではキーシリンダーがあるので 引っかからないようにうまく外して下さい。 |
アルトワークスのようなチルトレバーがある車両では レバーのロックを予め解除しておくと スムーズにカバーが外れますよ。 |
下側が外れると上側のカバーを固定しているプラスネジが 両側に現れるので外します。 ちなみにアルトFの場合は 上側のカバーを必ずしも外す必要はありませんが アルトワークのようなチルト機構があるグレードでは 外しておかないとかなり邪魔になります。 |
次にキーシリンダーの奥にあるナットを 外れる一歩手前まで緩めます。 |
ここのナット(12ミリ)ですよ。 |
ナットは奥にあるのでエクステンションバーなどを使い 出来るだけ長い工具を使った方が作業性が良いです。 |
ちなみにナットを完全に外しても 力を入れてボルトから抜こうとしない限り ステアリングのシャフトが落ちてくる事はありませんよ。 |
ステアリングを手で押さえつけて下げつつ 作っておいたゴムのスペーサーをボルトに押し込みます。 詰めれば詰めるほど下がるので 好みの下げ幅に調整してください。 |
左右のボルトに同じ枚数だけスペーサーを噛ましたら ナットを固定し直しカバー類を元に戻せば作業終了です。 |
チルト機構を持つアルトワークで もっとも下げるとこんな感じになりました。 今回は15ミリほど下がった感じでしょうか・・ シートレールもほどほどにしか下げていないので これだけで十分に希望の高さまで下がりました。 |