SUZUKI GSX-8R フロントフェンダーの延長 Vol.1 |
今回はGSX-8Rのフロントフェンダーを延長する作業です。 雨で濡れた路面を走ると 前輪がラジエターの高さまで泥を跳ね上げてしまうので アンダーカウルあたりまでで泥跳ねを抑える事で 掃除が圧倒的に楽になりますよ。 |
今回用意した材料は 1mm厚の黒色の塩ビ板(300mm×300mm)です。 分厚い板厚の方が耐久性は高くなるのですが その分、カットする加工などが難しくなります。 フロントフェンダーはそれほど震えないので 1mm厚でも使用に耐えられますよ。 |
まずは塩ビ板のセンターに マジックで線を引いて半分にカットします。 つまり、1枚から車体2台分の材料が取れますよ。 出来るだけ大きなハサミ(万能ハサミ)を使ってカットしますが 割れやすい薄い樹脂板には 刃がギザギザしていないストレートタイプの方が適しています。 それでも気温が10度以下の寒い時期だと 塩ビ板は割れやすくなるので 予めカットする所を軽~くドライヤーか ヒートガンで温めておきますが 板が柔らかくなるまで温める必要はありません。 あと、ハサミでカットする時は腹の部分だけを使ってカットします。 ハサミの先端部分を使うと 板が割れる可能性が高いです。 |
半分にカットした塩ビ板をフロントフェンダーに合わせると こんな感じになります。 幅は150mmでピッタリでしたが このまま取り付けるとかなり長くなるので 好みの位置でカットします。 |
今回は170mmの所に線を引いてカットしました。 なのでサイズ的には150mm×170mmになりますね。 もちろんもっと長くしても良いですし 長ければ長いほど泥跳ねを抑えられます。 物理的にはハンドルを切った時に カウルに当たる寸前まで長く出来ます。 |
直角の状態だと見た目が残念になるので 下の部分にあたる所の角をハサミでカットしました。 とりあえず上下が分かるようにする為に先にカットしたので 最終的な形成はのちに行います。 |
それでは塩ビ板をフロントフェンダーの形に形成しますが 予めシリコンオフとペーパータオル等を使って フェンダー内側の泥や油分を拭き取っておきます。 |
ドライヤーかヒートガンを使って 直角側の塩ビ板の端から100mmあたりまでの間を まんべんなく温め柔らかくします。 同じ所を温めすぎると薄くなって伸びたり 気泡が出てくるので、そうなると失敗ですよ。 温めた塩ビ板は熱いので 適当な手袋をしておきます。 |
温めた塩ビ板の部分を フロントフェンダーの内側に押し当てます。 折り目があるフェンダーの端部分に キッチリ塩ビ板を隙間無く押しつける所がコツです。 出来るだけフェンダーの上の方まで 塩ビ板が密着する事でよりしっかり固定出来るので ブレーキホースを固定している所に出っ張りがあるので そこに塩ビ板の端を当てます。 |
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