ノートオーラ 動力性能の検証 Vol.1 |
今回はノートオーラのエンジンやモーターに的を絞ったコーナーで 主に動力性能について検証しています。 |
ドライブモード ECOとSPORTの比較 |
まずは標準のECOモードとSPORTモードでの 加速力の違いを検証しました。 |
上:ECOモード 下:SPORTモード 2つの動画を同期させて 停止状態から同時に発進させています。 まずは発進直後の状態で アクセルを一気にベタ踏みしていますが ECOモードは踏んだ瞬間のレスポンスが悪いので その分だけSPORTモードよりも モーターの出力メーターが低い数値になっていますね。 |
さらに加速させていくと SPORTモードが先にモーター出力が100%になりましたが ECOモードのモーター出力の立ち上がりは少し遅れていて ほぼ出だしの時についた差のままですね。 |
SPORTモードが先に時速150Km/hに到達し その時の差は時速4Km/hでしたが 速度計はリアルタイムに表示されている訳では無いので 実際には発進時に付いた差のままでした。 この検証結果から アクセルを全開にした時のモーターの最大出力は ECOモードとSPORTモードも全く同じで 加速力に差が付いたのは ペダル曲線の違いによる モーターが立ち上がる速度の違いだけでした。 ペダル曲線が鋭いSPORTモードでは 素早くアクセルペダルを踏み込んでも その踏む速さに対応出来ていますが ECOモードではペダル曲線が緩いので 素早くアクセルペダルを踏み込んでも 緩やかにペダルを踏んでいるような加速になります。 |
最高速度 |
ノートオーラの最高時速はメーター読みで時速174Km/hで GPSの速度計では約165Km/hでした。 最高速度に到達するには1Km以上のストレートが必要なので 日本国内のサーキットでは唯一 富士スピードウェイで最高速度が出せます。 今回の走行テスト以外での走行にて 目視で時速175Km/hを確認しているので どちらにせよモーターの限界速度はこのあたりのようです。 この最高速度はガソリンエンジン車で言えば 1000cc~1300ccあたりの最高速度なので 発電機として使っている1200ccエンジンと おおよそ同程度のようですね。 あと、注目したいのはアクセルは全開状態なのですが モーターの出力メーターは100%から 下がっているのが分かりますね。 |
今回の走行テストにおいて モーター出力が100%発揮できたのは時速171Km/hまででした。 モーターの出力が下がった理由は定かではありませんが 推測としてはモーターの温度が高温になった為か あるいはバッテリー残量が半分を切ったからだと思われます。 ただ、速度域が低い場合 バッテリー残量が半分を切っていても モーター出力は100%まで加速出来るので モーターの回転数と速度との関係もあるかもしれませんね。 モーターの回転数を抑制される事からも サーキット走行において バッテリーが切れて低速走行を強いられる状況は まず起きないと思われますが バッテリー残量が半分を切ると タイムには影響する可能性が高いと思われるので タイムアタックをする場合は 1周毎にバッテリーを満タンまで貯める為の チャージラップを入れる必要があるかもしれませんね。 |
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