グリファス・NMAX・Xフォース ギアオイル交換 |
今回はシグナスグリファスの トランスミッションオイル(以下ギアオイル)を交換しますが NMAX2型、NMAX155、Xフォースと全く同じ作業になります。 ギアオイルと言ってもエンジンオイルを使うのですが 0.1Lしか使わないので エンジンオイルに0.9Lを使った残りを使えば ちょうど1L缶を使い切ることが出来ますよ。 ちなみにギアオイルの交換サイクルは 走行距離が1万Km毎の交換を推奨しているので 実際にはエンジンオイル交換3回に対して ギアオイルを1回交換するサイクルになります。 |
まずはギアオイルを抜くので 下にオイル受け皿か廃油ボックスを置いて もっとも下にある六角ボルトを 12ミリの工具を使って1周ほど緩めます。 ちなみにセンタースタンドを使うと オイルがタイヤに垂れてしまう可能性があるので 必ずサイドスタンドを使って下さい。 |
後は素手でボルトを回して抜き取ります。 |
このくらいの勢いでギアオイルが落ちてきます。 写真のように車体側にドレンワッシャー(パッキン)が 残ることがあるのでオイルの勢いが無くなったら外しておきます。 大抵ここには銅ワッシャーが使われているのですが アルミのワッシャーに変わってますね。 |
エンジンオイルと同じで フィラーキャプを少し浮かせると大気圧が掛かるので さらに勢い良くオイルが落ちてきます。 |
ボルトに新品のワッシャーをセットします。 今回はM8の汎用品のドレンワッシャーを使いました。 純正品と比べて少し幅が狭めですが問題ありませんでした。 幅の広いピッタリサイズのワッシャーを使いたい場合は ヤマハの純正品だと90430-08804(アルミ製)で ホンダの純正品だと90495-MN5-000(銅製)がピッタリです。 |
オイルがほとんど出てこなくなったら 最初は素手でボルトを回して元に戻し 最後に工具で締め付けます。 規定締め付けトルクは20N-mですが オイルが多く付着している状態だと摩擦抵抗が少なくなって 締め付けすぎてしまう可能性がありますよ。 なので1/4回転以上は締め付けないように注意します。 万が一オイル漏れが発生しても滲む程度ですし 見てすぐに分かる場所なので その場合は1/16回転ほど増し締めすれば止まります。 |
今回はエンジンオイル交換に使った残りの0.1L(100mL)を オイル差しに入れて使います。 |
フィラーキャプを外して 0.1Lのエンジンオイルを全て注げば作業完了です。 |