HONDA クロスカブ110 スパークプラグの交換 |
今回はクロスカブ110のスパークプラグを交換します。 スパークプラグは消耗品なので プラグメーカーでは3000~5000Kmでの交換を進めています。 今回はチューンナップする為にも 純正プラグよりも高性能なプラグに交換します。 という事で今回用意したアイテムは NGKのイリジウムプラグ(CPR6EAIX-9S)です。 |
左がクロスカブ110の純正プラグです。 最近ではバイクでも純正プラグに イリジウムプラグが採用されていますが クロスカブ110では普通のプラグでした。 ホンダで純正プラグを取り寄せる時にはメーカーの型番である 31916-KWB-601になりますが 一般に流通しているNGKの型番ではCPR6EA-9Sになります。 そして今回取り付けるのが 右のイリジウムプラグ(CPR6EAIX-9S)です。 火花をより強く飛ばす事で失火を防ぎ パワーやトルクがアップするというか エンジン本来の力を発揮できますが それを体感出来るかどうかはまた別の話です。 |
ちなみに2019年に登場したイリジウムプラグの2倍の寿命を誇る ルテニウムのmotoDXプラグも選択肢としてはアリなんですが 製造されている一番低い熱価が7番なので 標準の熱価が6番のクロスカブ110では トロトロまったり走行をするとカブる可能性がありますが・・(カブだけに) 時速60Km/h前後で幹線道路を走るような 走行をしている場合では問題なく使えました。 クロスカブ110に適合するmotoDXプラグはCPR7EDX-9Sですよ。 |
ルテニウムのmotoDXプラグの特徴は耐久性が高いだけでなく 外側電極が従来のイリジウムプラグよりもかなり細くなっていて 尚且つ丸い形状をしているので 吸気や燃焼の妨げになりにくい事から イリジウムプラグよりも加速性能の向上が 体感出来る可能性が高いプラグですよ。 |
それではさっそく作業編です。 まずはプラグコードを抜きます。 |
シュポっと抜くとスパークプラグが現れます。 |
16ミリのプラグレンチを使ってスパークプラグを緩めます。 プラグのキャッチ機能が付いていない 普通の16ミリのディープソケットなら外せます。 ちなみに17ミリのディープソケットでも代用出来ます。 工具を使うのは最初だけであとは手で回して抜きます。 ここで注意する所は エンジンに接触する奥まで工具を差し込まない事です。 プラグの六角部分さえ工具が覆っていれば外せます。 |
プラグが外れました。 |
エンジン内にゴミが入らないように 素早く新しいスパークプラグを差し込み 手で回して絞められる所まで絞めます。 |
最後にラチェットハンドルを使って締め込みます。 メーカー指定の締め付け量は1/4回転(90度)です。 ちなみにプラグを再利用する場合は ガスケットが潰れている状態なので 1/12回転(30度)だけ締め込みます。 あとはしっかりとプラグキャップを奥まで入れて 固定し直せば作業終了です。 |
イリジウムプラグの効果は 発進時に若干トルクが増したかな? どうかな? 気のせいかな? くらいな感じですが・・ |
ルテニウムプラグでは 発進時のトルクアップはもちろんですが 全領域で加速が軽くなった感じがするような気がしますし 特に分かりやすいのはアクセルレスポンスの改善で シフトダウンする時のブリッピングが楽になり いつもよりエンジンが余計に吹け上がるのが 体感出来ると思いますが 完全に新品状態の普通のプラグとの差は 体感的にも実はそれほど大きな差は無いのですが ただ、普通のプラグは走るとどんどん電極が減っていくので 性能の劣化が激しいのに対し イリジウムやmotoDXプラグでは性能の劣化がほとんど無いので 長期間ベストコンディションを維持出来ますよ。 |