GR COPEN ブレーキシューの交換 Vol.3 |
新しいシューにアジャスター等を取り付けるのに 新品のCワッシャー(90042-13007)を使いますが 車体の片側で3個、左右両方で6個のCワッシャーを使います。 Cワッシャーは再利用不可部品ですが Cワッシャーツールを使って丁寧に外せば 再利用出来ないこともないのですが お勧めは出来ません。 |
アジャスターを組み立ててから 仕上げにCワッシャーを取り付け ラジオペンチで先端部分を閉じます。 |
左:取り付けてあったワッシャー 右:新品 ちなみに車体の左右で2枚だけ使うウェーブワッシャーも 出来るだけ新品を使うのが好ましいのですが 使い回しても問題なさそうですね。 ウェーブワッシャーの型番は90042-06041です。 |
ウェーブワッシャーはここにだけ使います。 |
アジャスターの裏側はこんな感じに組みます。 |
左:シューが摩耗した状態 右:シューが新品の状態 ちなみにアジャスターはシューの摩擦材がすり減った時に 自動でカバーとの隙間を埋める機構ですが 写真左の状態だとシューが外側に押された状態なので ドラムブレーキカバーを元に戻せません。 なので必ず写真右の状態に動かしておきますが アジャスターのギア同士を手で浮かせて移動させます。 |
それでは新しいブレーキシューを取付ますが その前にシューと接触する矢印の所に 耐熱グリスを薄く塗っておきます。 |
ブレーキシューの上下の末端部分にも 耐熱グリスを薄く塗ります。 |
後は逆の手順で元に戻すだけですが 最後にドラムブレーキの真ん中から見て ブレーキシューが上下どちらかに偏ってないかを確認し シューを上下に動かして出来るだけ真ん中にセットします。 |
ドラムブレーキカバーを元に戻しますが ドラムブレーキカバーが引っかかって元に戻せない場合は アジャスターのギアが進んでいるか ブレーキシューが上下どちらかに寄っています。 カバーが元に戻せたら とりあえずスムーズに回転するかを確認します。 ブレーキシューがカバーに触れていると 抵抗になるので不自然に回転が止まりますよ。 あと、多少の上下へのズレなら ブレーキペダルを踏むことで シューが勝手にセンターに移動します。 |
あとはホイールのナットを仮止めしてから 車体を降ろして本締めしますが 2回に分けて対角線上に103N-mのトルクで締めます。 これでもう片方のドラムブレーキも 同じ手順で行えば作業完了です。 |