HONDA CB1300 エンジンガードの取付 Vol.1 |
今回はCB1300SFにエンジンガードを取り付ける作業です。 転けた時のダメージを最小限にする為には エンジンガードやスライダーの装着が有効ですが スライダーのメリットは重量が軽いで エンジンガードのメリットは スライダーよりも車体の保護能力が高い事や LEDライトなど様々なアイテムを取り付ける事が出来る所ですね。 という事で今回用意したアイテムはデイトナの スライダー付きパイプエンジンガード(96088) です。 |
デイトナのエンジンガードの重量を量ってみると 車体右側では1151gでした。 左右非対称という事で車体左側の重量は1231gでした。 つまり、左右合わせると約2.4Kgの重量になります。 ちなみに付属のボルトは純正ボルトと入れ替えるので 重量に含めていません。 |
それでは早速作業編ですが エンジンとフレームを繋いでいるボルトを入れ替えるので まずはセンタースタンドを立ててから 適当なジャッキを使ってエンジンを下から支えます。 大抵の車両ではエンジンを支えなくても問題無く 万が一の時の為に保険程度に支えるのですが CB1300に関してはエンジンの重量や構造上 支えないとボルトが抜けないと思います。 なるべくエンジンのフロント側を支えるので オイルパンの所を支えていますが なるべく強度の高い所(フチの部分)が良いと思います。 エンジンを持ち上げてしまうと逆にボルトが抜けなくなるので あくまで下から支える程度にジャッキを当てるので フロントフォークが伸びない程度にわずかに下から押しますが ジャッキとエンジンとの間には 5ミリ厚程度のゴムの板を敷いておきます。 |
それでは車体右側から作業を行いますが 14ミリの工具を使ってフロントエンジンマウントボルトを外します。 |
フロントエンジンマウントボルトの裏側には ナットで固定されているので 同じく12ミリの工具で共回りしないように押さえますが ボルトを緩める方向に回すと 写真のメガネレンチは左方向(反時計回り)に動きますよ。 |
1週程度ボルトを緩めてから 裏側のナットを素手で回して回収します。 |
あとはボルトを抜き取るだけですが エンジンの重みが乗っている場合は なかなか抜けないので ジャッキの高さを変えてボルトが抜けやすくなる高さに調整します。 あとは、ボルトを回転させながら抜くと比較的抜けやすいです。 |
ちなみに付属のボルトは純正ボルトと同じく 左右で長さが違うので 車体右側には短い方のボルトを使います。 |
次はエンジンガードを取り付けるので まずは付属のゴムシートをこのあたりのフレームに巻きます。 |
エンジンガードの左端を とりあえずゴムシートに掛けます。 |
エンジンのボルト穴と エンジンガードの右端のネジ穴を合わせます。 |
エンジンガード左端のゴムシートが ズレていない事を確認してから 付属の短い方のボルトに 純正ワッシャーを通してから差し込みます。 固くてボルトが通らない場合は 工具で回しながら最後まで差し込みます。 |
ボルトが最後まで差し込めたら 通したボルトに純正ナットを素手で固定してから メガネレンチ等の工具を当てます。 ボルトを締める時は時計回りに回るので 工具がフレームに当たる事で供回りを防げますが 工具とフレームの間には 5ミリ厚程度のゴムシートを挟む事でキズの防止や ボルトを締め付けた後の工具の回収を容易にしてくれます。 |
エンジンガードの左端にも付属のプレートを差し込み ボルトを緩く仮止めしますが エンジンガード全体が無理をせずに 固定出来ているかを確認し位置の微調整を行います。 |
仕上げにボルトを締め付けますが フロントエンジンマウントボルトの 規定締め付けトルクは59N-mです。 |
ちなみにトルクレンチを使ってボルトを締める場合は エンジンガードとの干渉を防ぐ為に 写真のように変換して6.35mmの細いエクステンションバーを使うか ボールジョイントを使って角度を変えます。 |
エンジンガード左端のボルトも本締めします。 取説での締め付けトルクは11N-mです。 |
最後に4本の六角穴付きボルトを使って スライダーを固定しますが 対角線上に2~3回に渡って 少しずつボルトを締める事で偏りを防ぎます。 土台が樹脂製なので9N-mの締め付けで問題ないと思います。 |
Vol.1 > Vol.2 |