Ninja ZX-25R フルエキゾーストシステム 調音編 Vol.3

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グラスウールがサイレンサーの出口付近まで押し込めたら

パンチングメタルのパイプを通します。

パイプの口径がグラスウールの穴より少し小さめでも

通した後に広げらるので問題ありませんが

大きめなら少し絞ってから入れます。

とにかくグラスウールを傷つけない事を最優先にします。

 

出口側からみてグラスウールとツライチになる所まで

パンチングパイプをとします。

仕上げに長いペンチを突っ込んで

まんべんなくパイプを広げます。

出来るだけ口径を広げた方が排気効率が高くなるので

結構需要な作業ですね。

 

仕上げにバッフルでフタをします。

出来るだけ高い音が出るように

今回も口径が小さめの

デイトナの58ミリのバッフルを取り付けました。

低音を強くするなら内径が大きいバッフルを使いますが

バッフルの内径は中に通したパンチングパイプの

内側に収まる口径のバッフルにしないと

排圧でパンチングパイプが抜けますよ。

 

念のためにもフタをするバッフルとマフラーの隙間から

グラスウールが飛び出さないように

耐熱アルミテープを2週ほど巻いて

小さな隙間でも埋めておいた方が良いですね。

 

サイレンサーの出口をバッフルで塞いだので

一次側からパンチングパイプとウールをさらに押し込んで

出口のバッフルに完全に当たる所まで押し込みます。

55パイ250ミリのグラスウールだと

この写真のまま奥に入った感じになり

52パイ220ミリのグラスウールだと

奥に入った状態で60ミリほどパンチングパイプが

飛び出した状態になると思います。

 

その飛び出したパンチングパイプの周囲を埋めるために

ステンレス製のたわしを使いますが

パンチングパイプよりも飛び出さない程度に詰めます。

 

最後にサイレンサーの一次側をバッフルで塞ぐ事で

完全にグラスウールを中に閉じ込める事が出来ます。

今回も内径が小さめの

デイトナの48パイのバッフルを使いました。

サイレンサーの一次側は

特に低回転域のトルクに影響するので

小さい内径の方がより低回転域でトルクを稼げます。

より抜けの良いマフラーにするなら

内径が大きめの48パイのバッフルを使います。

 

仕上げにバッフルを固定しますが

バッフルのネジ穴を利用して

M6のイモネジを締めて固定するか

以前に行ったようにバッフルのフチをプライヤーで

細かく広げてバッフルを叩いてサイレンサーに圧入します。

これで調音作業は完了です。

 

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