Ninja ZX-25R ドライブチェーンの張り調整

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ZX-25Rドライブチェーン

今回はZX-25Rのドライブチェーンの張り調整を行います。

 
ZX-25Rアクスルナットのゴムキャップ

まずはリアアクスルナットのゴムキャップを外します。

 
ZX-25Rアクスルナット割ピン

折り曲げられた割ピンの先を

ペンチ等を使ってまっすぐにします。

 
割ピン

割ピンがまっすぐになったら抜き取ります。

勢い余って割ピンをどこかに飛ばさないように注意します。

 

24ミリの工具を使ってアクスルナットをユルユルに緩めますが

完全に外す必要はありません。

 

アクスルが供回りしてナットが緩まない場合は

19ミリの工具でアクスルの頭を押さえながらナットを緩めます。

 
ZX-25Rアジャスターナット

アクスルナットが緩んだら

赤矢印のロックナットを緩めて

黄矢印のアジャスターナットも同じように緩めます。

車両左側も同じように

ロックナットとアジャスターナットを緩めます。

 
ZX-25Rチェーンの張り調整

直尺をフロントスプロケットとリアスプロケットの

ちょうど間くらいに立てて

適当な工具か手を使ってチェーンを上下に引っ張り

直尺を見ながら振れ幅が25ミリ~35ミリの間に入るように

アジャスターナットを少しずつ締めつつ締めていきます。

メーカー指定のチェーンの振れ幅には10ミリほど幅がありますが

チェーンを張り気味にすると、アクセルレスポンスが良くなり

逆に緩めにすると、リアサスペンションの動きが良くなります。

 

調整が出来たらアジャスターナットを押さえながら

ロックナットを締めます。

 
ZX-25Rスイングアームの目盛り

スイングアームに刻まれた目盛りを目安に

車体右側でも全く同じ位置になるように

アジャスターナットを調整し

最後にロックナットで固定します。

コツとしては車両右側のアジャスターナットを締めると

多少はチェーンの張りにも影響するので

車両左側は予め、狙った振れ幅の

5mm分ほど緩めに調整しておくことで

右側の調整が終わった時に狙った張り具合になります。

 

スイングアームのメモリだけでなく

直尺を使って距離を見る事でより精度の高い調整が出来ます。

 

チェーンの張り調整が終わったら

アクスルナットを締めます。

締め付けトルクは98N-mです。

アクスルシャフトとナットが供回りしたら

車両左側のシャフトの頭を押さえながら締め付けます。

 
ZX-25Rアクスルシャフト

ナットの切り欠きとシャフトの穴が合わない場合は

ナットを一端緩めてアクスルシャフトを少し回してから

もう一度ナットを規定トルクで締め付けます。

 

最後に割ピンをさして先端を曲げます。

後はゴムキャップを元戻せば作業終了です。

割ピンは大体2~3回くらいは使い回しが出来ますが

曲がりがあるとスムーズに抜き差しができなくなるので

毎回変えた方が作業は速やかに進みます。

 

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