Ninja ZX-25R ドライブ（フロント）スプロケットの交換 Vol.2

という事でドライブスプロケットのセンターナットが外れました。

あとはワッシャーとナットを

そのまま手前に引っ張って外すだけです。

ちなみに今回のように取り付けるドライブスプロケットが

純正よりも大きい場合はチェーンの張りを緩めないと

ドライブスプロケットの脱着が出来ませんし

最後にチェーンの張り調整を行う必要があるので

ここでチェーンの張りを緩める作業をおこないます。

念のために外したドライブスプロケットのセンターナットは

素手で仮止めしておきます。

それではまずリアアクスルナットのゴムキャップを外します。

折り曲げられた割ピンの先を

ペンチ等を使ってまっすぐにします。

割ピンがまっすぐになったら抜き取ります。

勢い余って割ピンをどこかに飛ばさないように注意します。

24ミリの工具を使ってアクスルナットをユルユルに緩めますが

完全に外す必要はありません。

アクスルが供回りしてナットが緩まない場合は

アクスルの頭を押さえながらナットを外します。

アクスルナットが緩んだら

赤矢印のロックナットを緩めてから

黄矢印のアジャスターナットも同じように緩めます。

車両左側も同じように

ロックナットとアジャスターナットを緩めます。

それでは元の作業に戻りますが

ドライブスプロケットが外れるとこんな感じになります。

新しいドライブスプロケットに取り替えます。

ドライブスプロケットには裏表があるので

このように飛び出しがある方を車体側に向けて取り付けます。

印字面を車体の外側に向けるのがセオリーですが

車体の個体差によっては逆向きに取り付けた方が

チェーンラインが適切になる場合があるので

リアのドリブンスプロケットあたりから

フロントにかけてのチェーンラインを確認した方が確実です。

ドライブスプロケットにチェーンを掛けてから

シャフトとスプロケット内側の凹凸が合うように

車体を前に進ませながらうまくかみ合わせて取り付けます。

最後の仕上げにナットを締めます。

取り外す時と同じように車体を固定して

リアブレーキを踏みながら行います。

指定トルクは127N-mです。

最後にワッシャーをかしめ直します。

ペンチで手前に軽く折り曲げてから

ポンチで軽く叩くとこんな感じになります。

かしめ直したワッシャーは新品に交換する方が良いのですが

2～3回は使い回しが出来ます。

純正のドライブスプロケットよりも大きくすると

スプロケットカバーの内側にある

チェーンガイドに干渉する恐れがありますが

15Tでは全く問題はありませんでした。

スプロケットカバーの内側はかなり汚れやすいので

ついでに清掃しておきます。

ちなみにチェーンガイドの締め付けトルクは9.8N-mです。

後はスプロケットカバーを元に戻すと作業終了ですが

大きなドライブスプロケットを取り付ける為に

チェーンを緩めた場合は

チェーンの張り調整を最後に行ってください。