今回は、Z125 PROのクラッチワイヤーの遊びを調整します。

まずは気軽に走りながらでも調整が出来る

ハンドル側での調整方法から説明します。

赤矢印のロックナットを緩めて（アジャスター側に寄せる）

黄矢印のアジャスターを回します。

ハンドル側からアジャスターを遠ざけると

ワイヤーの遊びが無くなっていきます。

ポイントは工具を使わず、手袋を付けた素手で作業をします。

工具を使って締め込んでしまうと素手で調整が出来なくなります。

次はクラッチの根元でワイヤーの遊びを調整する方法です。

クラッチの根元で調整する場合は予め、↑のように

ハンドル側の調整でワイヤーの遊びを最大化させておきます。

車体右側のエンジンの所を覗くと↑があります。

まずはゴムカバーを左にスライドさせます。

赤矢印のナット（12ミリ）を先に緩めてから

黄矢印のナット（12ミリ）を回してワイヤーの遊びを調整します。

左側のクラッチのリンクから遠ざけると遊びが無くなっていきます。

クラッチを握って遊びを確認しながら作業します。

調整が終わったら黄矢印のナットを押さえながら

赤矢印のナットを軽く締めます。

エンジンの根元で調整するとこんな感じになりました。

クラッチの遊びが多いとクラッチが完全に切れなくなるので

走っている時はギアチェンジが出来ても

停車時に1速やニュートラルに入れる時に引っかかります。

停車時のギアチェンジに引っかかりを感じたら

クラッチワイヤーの遊びを疑ってみて下さい。