ロードバイクの組立 8.フロントブレーキの取付・調整 Vol.3

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さきほど仮止め状態だった

ロングナット(青矢印)を本締めします。

その時にブレーキシューの部分を

手で押さえてホイールをはさみながら作業すると

ブレーキをセンターで固定する事ができます。

次に赤矢印の所のワイヤー調整ネジを

一端最後まで締めてから

カチカチっと、12クリック分くらい緩めます・・

すると写真のように金具が少し出てきますね。

緑の矢印のレバーを下げます。

そして、一度ワイヤーを引っ張って

ワイヤーのたわみをとってから

先ほどと同じように

ブレーキシューを手で押さえてホイールを挟みながら

黄色矢印のボルトを締め込みます。

最後に、切断したワイヤーの先端に

ワイヤーエンドキャップを付けてかしめます。

 

ブレーキの固定が出来たので、調整します。

ブレーキが掛かった状態で固定されていると思うので

ワイヤーを緩めます・・

一番上の黄色矢印のワイヤー調整ネジを

締める方向に回すとワイヤーが緩んで

左右のブレーキシューが開いて行きます。

ブレーキシューがホイールに

接触しない所まで緩めて下さい。

次に、ブレーキレバーを操作して

左右から均等にブレーキシューが

ホイールを押しているか確かめます。

ブレーキをかけた時に、左右どちらかにホイールが動くと

ブレーキシューが均等にホイールを押さえられていません。

青矢印のプラスネジを回して調整します。

プラスネジを回すと

写真左側のブレーキシューだけ動きます。

ブレーキを強くかけても

ホイールが左右に動かなくなればOKです。

ただ、ホイールの取付方により

毎回ホイールセンターは微妙にズレるので

ホイールの脱着の度に

必ずプラスネジによる微調整は行ってください。

ちなみに、赤矢印のレバーを上に上げると

ブレーキシューが開くので

ホイールを外す時だけ上に上げます。

 

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