NMAX CYGNUS GRYPHUS 合同インプレッション Vol.3

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シグナスグリファスハンドルまわり

ハンドルまわり・・CYGNUS GRYPHUS

ハンドルまわりのスイッチ類は特に先代のシグナスから

何も変わっていないように見えますが

くびれのあるグリップが個性的で

これがなかなか握り心地も良いんですよ。

他の車種で採用されているのを見たことがないので

シグナスグリファス専用品っぽいですね。

 
NMAXライディングポジション

ハンドルまわり・・NMAX

シグナスグリファスと比べると

左側のスイッチ類は同じ感じなのですが

右側の方は圧倒的にNMAXの方がスイッチが多く

ハザードボタンとアイドリングストップボタンがありますね。

アイドリングストップ機能に関しては

これは同じエンジンを採用するシグナスグリファスでも同じなのですが

ホンダのPCXハイブリッドと同じで

セルモーターが搭載されておらず

オルタネーターを利用してエンジンを始動させる構造なので

キンキンキン!というセルモーターの不快な音を発する事無く

エンジンの始動が非常にスムーズに行えます。

実際にアイドリングストップ機能を使ってみて気になったのは

PCXハイブリッドは車体が完全に停車する

一歩手前でエンジンが切れるのに対し

NMAXでは完全に車体が停止してからエンジンが切れるので

停車して間もなく信号が青になるような状況では

PCXに比べて発進がワンテンポ遅れますね。

しかし、それよりも気になるのは

シグナスグリファスにアイドリングストップ機能が無い事で

やはりアジアで販売している地域のニーズなんでしょうかね・・

アイドリングストップの有効的な使い方としては

車体が停止すると同時にエンジンが止まるので

それから手で車体を押して横断歩道を利用すれば

信号待ちをゼロにする事も出来るのですが面倒です。

 
NMAXメニューボタン

シグナスグリファスには一般的なバイクと同じで

メーターパネルの左右にメーター内の表示を

切り替えるボタンがありますが

NMAXにはメーターパネルまわりにボタンが無いので

代わりに左側にあるスイッチボックスの裏に

メニューボタンがあるので運転姿勢を変えずに

メーターパネル内の表示を切り替えられます。

ちなみに長押しする事で

トリップメーターのリセット等が行えます。

 
シグナスグリファスフロント部分

ハンドルまわりのユーティリティ・・CYGNUS GRYPHUS

歴代のシグナスはずーっとこの感じなので

ここだけみると何代目のシグナスなのか

分からないんじゃないでしょうか・・

一部だけトルクスネジでカバー類を固定しているのも伝統ですね。

 
シグナスグリファスキーシリンダー

キーシリンダー周りも先代から特に進化していませんね。

 
シグナスグリファスUSB電源

しかし、唯一進化したのが電源部分で

USBポートになった事で使いやすくなりました。

 
シグナスグリファス給油口

給油口は相変わらず

ノズルを差し込むと中が全く見えなくなるので

ガソリンを溢れさせないように注意が必要ですね。

ちなみに燃料タンクの容量は6.1Lなので

WMTCモード値の燃費から計算すると

航続距離は約270Kmほどになりますね。

信号機の無い山道を一定速度で走り続けるような状況では

航続距離が300Kmに到達する事も可能だと思います。

 
NMAXフロント部分

ハンドルまわりのユーティリティ・・NMAX

NMAXも先代と構成は同じなのですが

やはりもっとも進化した所はスマートキーですね。

 
NMAXキーレスノブ

スマートキーさえ持っていればノブをワンプッシュするだけで

ノブのロックが解除されて回せるようになります。

ただ、気になった所は・・

ハンドルロックを解除して

そこからもう一度捻ると一部のACC電源が入り

さらに捻るとメーターパネル類が起動して

エンジンを掛けられる状態になるのですが

ACC電源が入る所まで捻らないと

下にある燃料タンクのフタとシートを開ける事が出来ないのは

ちょっと使いづらいかなと思いました。

ハンドルロックを解除する所まで捻ると

シートを開けるボタン類が使えるようにして欲しいですね。

というのもACC電源が入ると

一定時間、または車体から(リモコンが)離れると

ピッピッピッピッピっというそこそこ大きな音が

車体から鳴るようになっているので

不意にこの音を鳴らしてしまいますね。

 
NMAXスマートキー

ちなみにスマートキーにある電源スイッチは

ハザードランプを点灯させるボタンなので

広い駐輪場で自分のNMAXを見つけるのに役立ちます。

つまり、この電源ボタンは

PCXのようなスマートキー自体の電源スイッチではないので

4輪自動車のスマートキーと同じで常に電池を消費していきます。

何も無い山奥でスマートキーの電池が切れると地獄なので

購入して2年くらい経ったら予備のボタン電池を

車体に携帯しておいた方が良いかもですね。

電池の交換はコインを使って行えるようになっています。

ちなみにスマートキーの電池が切れても

物理キーを使ったりしてエンジンを掛ける方法はあるのですが

かなりめんどくさい作業を強いられます。

 
NMAXフタ付き小物入れ

物を入れても壁に当たってガラガラ音がするので

小物入れはあまり使わないんですよね・・

 
NMAXシガー電源

NMAXの電源は使いづらいシガーソケットのままですね・・

キーレスにしたのに電源はそのままかい!って

ツッコミを入れたくなりますね・・

 
NMAX燃料タンクのフタ

先代の燃料タンクのフタは

フタ自体にキーを刺して開くタイプでしたが

今回はボタンを押してカバーを開けば

フタ自体にはキーを刺さなくても外せるタイプになりました。

こんな感じでフタ自体も置き場所が用意されているので

給油作業は少し楽になりましたね。

ちなみに燃料タンクの容量は7.1Lです。

つまり、シグナスグリファスよりも1L分航続距離が伸びるので

300Km以上は余裕で走れる計算になりますね。

 

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