TROMOX MINO-B 動力性能の検証 Vol.1

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TROMOX_MINO-Bモーター

今回はMINO-Bの動力性能だけに的を絞り

モーターの加速力を可視化し検証してみます。

 
MINO-B最高速度

最高速度

まずはSモードでの最高速度ですが

メーター読みで62Km/hで

GPSの速度計では56.5Km/hでした。

ちなみに気温は24度(メーターパネル上では28度)で

タイヤは指定空気圧の250KPaです。

特にEVでは気温が出力に影響しますが

乗る人の体重やバッテリー残量でも最高速度に影響します。

スペック表での最高速度は時速55Km/hなので

GPSでの速度に近い事から

これはメーター読みでの速度では無く

実際の速度を表記しているようですね。

 
MINO-B伏せ状態での最高速度

ちなみに体を伏せた状態だと

メーター読みで64Km/hまで速度が伸びました。

 
MINO-B走行モードによる加速の違い

EモードとSモードの加速力の違い

左:Eモード   右:Sモード

次はEのエコモードとSのスポーツモードの比較ですが

走行した動画を同期させてバトルさせる事で

加速力の違いを可視化しました。

 

スタートダッシュ時から既に

時速6Km/hほど差が付いています。

 

さらに速度差が広がっていきます。

 

Eモードが時速27Km時には

Sモードが10Km/hほどリードを広げました。

 

どんどん差が広がっていきますね。

 

Eモードでの最高速度である時速36Kmに到達した時には

Sモードは18Km/hほど差を広げました。

常に差が広がっていく事から

走行モードの違いは

モーターの最高回転数のリミットだけでなく

Eモードは全領域において

出力が絞られている事が分かりました。

 
MINO-B走行モード比較

EモードとSモードの加速力をグラフにしました。

縦が時間(秒)で横が速度です。

EモードとSモードでは体感的にも加速力が全く違うのですが

時速30Km/hに到達する時間が

EモードではSモードの約2倍ほど掛かっている事が分かりますね。

Eモードは住宅街やあぜ道をマッタリ走るのには

電費も伸ばせて良いのですが

自動車の交通が激しい幹線道路を走るには

さすがに遅すぎるので危険ですね。

逆にSモードだと自動車に付いていける動力性能があるので

自動車が走っているような幹線道路だと

Sモード固定が基本になると思います。

 

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