HONDA PCX インプレッション Vol.1

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JF81型PCX

3代目のPCX。

PCXに関しては以前、ヤマハのNMAX VS PCX(JF56型)の

企画を行った事もあり

所有していなくても何度も乗っていたので

非常に親しみがあるスクーターなのですが

3代目にしてやっとPCXのオーナーになれました。

PCXはもはや説明する必要がないほど

ベストセラーのスクーターになりましたし

125ccを代表するようなスクーターですね。

 
初代PCX

思えば初代PCXを見たのは2009年のモーターショーで

125ccにしてこの近未来的なフォルムは衝撃的でした。

当時はスクーターなんて金○の付いていない

女の乗り物だなんて思って全く無視していましたが

後にスクーターのチューニングにハマってからは

いつかはPCXのオーナーになってみたい・・

なんて思うようになりました。

え~、長くなりそうなのでそろそろインプレッションを

始めたいと思います。

主に先代のJF56型PCXと比較していますので

購入するにあたっての参考にでもしてください。

 
2018年型PCX

デザイン・外装

デザインに関しては初代PCXからずーっと同じコンセプトを

キープしつつマイナーチェンジをするような形で

少しずつ造形を変化させてきたので

今回の3代目PCXでも、どの部分を切り取って見ても

PCXだとひと目で分かりますね。

3代にわたり煮詰められてきたデザインは

昨日今日出てきたスクーターとは

デザインのレベルが違うというか

3代目PCXは、初代PCXから続いてきたコンセプトの

まさに最終形態なのではないでしょうか。

特に先代と比べて筋肉質になったというか

車体全体の厚みが増したように思えますね。

それは車体のデザインだけでなく

前後のタイヤが太くなった事も確実に影響していると思いますし

わざわざ高価なミシュランタイヤを採用しているのも

タイヤの溝さえもデザインの一部として

計算しているからだと思われます。

 
2018年型PCX

ぱっと見ただけでは「先代と変わってないんじゃないの?」

なんて思ってしまいますが筋肉質というか

少し丸みを感じる曲線の美しいラインに進化しています。

 
JF81型PCXタンデムステップ

大概のタンデムステップはデザイン性の邪魔をしますが

そのタンデムステップさえもデザインのアクセントとして

機能させていて素晴らしいですね。

 
PCXエアスクープ

個人的にもっとも気に入っているのが

初代PCXから続く伝統とも言うべき

ラジエターに風を導入する為のエアスクープですが

125ccのスクーターには勿体ないと思うくらい

素晴らしい造形美を感じます。

 
PCXエアスクープ

PCXと言えばこのスポイラーのような飛び出した

グラブレールカバーなんですが

先代のデザインにさらに磨きがかかっていて美しいですね。

ただ、外から見えるネジが少なくなった事など

カバー類を外すのに少しだけ手間が掛かるようになったので

メンテナンス性は落ちていますね。

 
2018年型PCXヘッドライト

LEDヘッドライトに眉毛が出来ました。

先代ではヘッドライトのまわりに車幅灯があったので

少し離れると一つの光りの塊に見えていましたが

今回の3代目のポイントはヘッドライトと車幅灯が

分離されている所で

特に象徴的なのはこの眉毛ですね・・

ヘッドライトの光りと車幅灯がちゃんと別々に見えるので

より個性が強くなったというか

離れていてもPCXだとより分かりやすくなったと思います。

 
PCXハイビーム

ハイビームでは中心が光ります。

ロービーム同様にハイビームでも

しっかり光が拡散するので夜の運転も安心です。

このようにすべてのライトを点灯させても

ヘッドライトの中には暗い部分が作ってあって

ヘッドライトと車幅灯が別々に見える工夫が施されていますね。

やはり今回のPCXのデザインの拘りはかなりの物だと思います。

 
PCXハイビーム

先代から既にナンバー灯やウインカーなど

全ての灯火器類のLED化は済んでいましたが

デザインがさらに洗練されていて

より未来感のあるPCXに相応しいテールランプになりました。

自動車やバイクなど乗り物全般に言える事なのですが

大概は前か後ろ、どちらかのデザインが残念というのが多い中

今回のPCXは前も後ろも抜かりがないように見えますね。

 
PCXハンドルクランプ

そしてこのハンドルバークランプまわりも注目ポイントで

運転していて一番目がいくところが

このハンドルクランプまわりなんですが

先代のJF56型ではここはテカテカのメッキ一色だったのが

ピアノブラックというか、良い感じにテカリがある

ブラックで大部分が覆われていて

特にハンドルクランプのボルトを隠すキャップの所が

オシャレになっています。

ブラックを上手く使う事でメッキ部分とのメリハリが出来て

ガキっぽさというか、安っぽい感じがなくなり

むしろ高級感さえ漂ってくるレベルまで到達したと思います。

 
JF81型PCXのマフラー

マフラー

先代ではマフラーカバーでサイレンサー全体を

覆う感じになっていましたが

3代目ではマフラーの出口部分にも別にカバーを付けた事で

後ろ側から見た時のマフラーの存在感が増していますね。

このように今回のJF81型PCXでは

細部にわたりデザインが高いレベルで煮詰められている事が

分かって頂けたと思います。

 

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