予想以上に良かったのは、サスペンションで

路面からの突き上げを絶妙に吸収しつつ

コーナーでのロールもしっかり抑えている印象で

まさに、しなやかという表現がピッタリですね。

路面への追従性が高いので

多少荒れた路面でも安心して走れます。

加減速でのピッチングもしっかり押さえられていてフラットですね。

個人的には、フロントのスプリングをもう少し固めて

ハードなブレーキングに対してのノーズダイブを

抑えたい所ですが、車体の価格から考えると

ほぼ完璧といって良いサスペンションかもしれません。

ちなみにリアサスペンションのショックやバネの設定は

ディーゼルモデルも1.3Lモデルも同じでした。

サスペンションがしなやかに動くのも

全ては、ボディの骨格がしっかりしているからで

ボディの剛性感は、歴代のデミオや

他社のライバル車と比べるレベルではなく

クラスを越えて先代のアクセラに匹敵するような印象ですね。

ドアを締めた瞬間から、すでに強固な剛性感を感じとれます。

DE型のデミオより車体重量は増していますが

運転して想像する重量よりも

遙かに軽い重量で納まっている感じですね。

↑DE型デミオのスポルトのみが

エンジンルーム内のストラットタワー部と

バルクヘッドが1本のボルトで連結されていましたが

DJ型デミオでは、ボルトが2本に増えてしかも太いです。

この構造だと、タワーバーを入れても効果がないというか

違いが分からないと思いますね。

これもDE型デミオのスポルト専用部品だった

サスペンションクロスメンバーとボディのフロアを繋ぐバーですが

DJ型デミオでは、全てのグレードで標準装備されています。